ファクトリエが日本製100％にこだわるふるさと納税スタート！国産アパレルの魅力を再発見

メイドインジャパンを再び立ち上げるファクトリエの取り組み

日本のアパレル産業は黄金時代を迎えた頃、世界中でその名を知られていました。しかし、現在は国産品の比率が1％台にまで低下し、国内の優れた工場は厳しい状況に直面しています。そんな中、熊本県を拠点とするファッションブランド「ファクトリエ」が、国産アパレルの魅力を再発見し、さらに広く知らしめるために新しい挑戦を始めました。それが、ふるさと納税を活用した取り組みです。

ファクトリエの背景と Mission

2012年に設立されたファクトリエは、「メイドインジャパンに誇りを取り戻す」という理念のもと、全国各地のアパレル工場と直接提携を行っています。これにより、OEM生産に依存することなく、工場がオリジナルブランドを立ち上げるという新しい試みを開始しました。職人たちの想いが込められた高品質の商品を、中間流通を省いたオンラインショップで提供する仕組みを作ることで、顧客にも手頃な価格で本物の価値を届けています。

ふるさと納税との新たなコラボレーション

このたび、ファクトリエは新たにふるさと納税の返礼品として、自社製品の提供を開始しました。これにより、これまでふるさと納税に縁がなかった地方のアパレル工場が、自社製品を返礼品として販路拡大できる道が開かれました。

ふるさと納税を通じて、ファクトリエのアプローチがもたらす意味は大きいです。消費者は高品質な国産アイテムを手にできる一方、工場の名が広がることで地域の雇用創出や文化継承にもつながる可能性があります。この取り組みが成功することで、工場で働く人たちのモチベーションアップや、地域工場の存続も期待できます。

返礼品のラインナップ

初めてのふるさと納税として提供される返礼品には、熊本をはじめとした厳選した6工場のシャツやカットソーなど、長く愛用できる定番品が揃っています。具体的なラインナップには以下のようなアイテムがあります。

- エアーブルゾン: プロスポーツ選手のユニフォームを手がける「株式会社アタゴ（福井市）」製。軽量で自宅で洗濯可能、耐久性に優れた人気のアウター。
- エアーノーカラーブルゾン: エアーブルゾンと同じ素材を用いたカーディガン感覚で着用できる、きれいめなデザインのブルゾン。
- お買い物券: ファクトリエの公式オンラインショップや直営店で使える、自由に工場の商品を選べるお買い物券。

今後は、熊本を皮切りに全国の工場へと返礼品のラインナップを拡大し、さらに多くの国産アイテムを発信していく予定です。

結論

ファクトリエは、ただ製品を販売するのではなく、地域経済に密着した取り組みを通じて「それを作る人々の未来」を見据えています。消費者が日常で使用するアイテムを通じて、日本のモノづくり文化をより広く伝えようとする姿勢は、今後の日本のアパレル業界にとって希望の光となるでしょう。これからもファクトリエは、工場と消費者との架け橋となり、新しい価値を生み出していきます。