介護とウェルビーイングが描く超高齢社会の幸せな未来
近年、超高齢社会が進展する中、介護とウェルビーイングの分野において、より質の高いサービスが求められています。その中で、介護付きホームを運営する株式会社アズパートナーズと、ウェルビーイングをテーマに活動する株式会社AgeWellJapanが連携し、シニアの幸福を図るための対談を行いました。
シニア起点のサービスを追求する
対談の中で、AgeWellJapanの代表取締役赤木円香氏は、「挑戦と発見を通じてポジティブに歳を重ねる」社会の実現を目指し、アズパートナーズのビジョンに共感を寄せました。彼女は、人生の最期まで日常に彩りがあり、前向きに生きられる社会づくりに情熱を注いでいます。こうした理念をもとに、AgeWellJapanは「Age-Well」という概念を支えに、シニアの幸福を追求しています。
一方、アズパートナーズの代表取締役植村健志氏も、高齢者が尊厳を持って生活できる環境を整えることに注力しており、「施設」という言葉を避けつつ、より豊かな暮らしを実現するために尽力していると述べました。彼は、個々の声に耳を傾けながら、シニア一人ひとりの夢や希望を実現することが非常に重要であると確認しました。
DXと人材育成の融合で理想の介護を実現
介護業界でのデジタル技術(DX)の導入の重要性についても言及されました。赤木氏は、シニアの要望を引き出す人材育成プログラム「Age-Well Designer」の導入が、介護士のモチベーションを高め、離職率を低下させることに寄与していると話しました。これに対し植村氏は、業務の効率化を図るためにデジタル技術を活用し、スタッフがシニアとより深く関わることができるようになると説明しました。このように、効率化が介護の質をさらに高めるという見解は両者の共通点となっています。
若い世代の活躍と世代間の交流
両社は共に、若い人材の採用に力を入れており、アズパートナーズでは28歳が平均年齢となっています。高齢者との交流が活発になることで、明るく楽しい雰囲気が作られるという観点で、20代の若者と80代のシニアとの相性の良さにも触れました。また、Age-Well Designerとして活躍する若者には、シニアに寄り添う姿勢が求められ、共感を持った人たちが多いとのことです。
共に創るウェルビーイングな未来
今後、アズパートナーズとAgeWellJapanは、シニアのより良い生活を実現するための各種連携を深めていく方針です。「夢をかなえるプロジェクト」など、より多くのシニアが実現できるように努めていくことが期待されています。たとえば、自身の夢を実現するための企画をスタッフが中心となって進める取り組みは、両社の協力でより内容の濃いものになるでしょう。
ウェビナーの開催
また、AgeWellJapanは「超高齢社会のイノベーション」をテーマにしたウェビナーを開催予定です。この場で、急速な社会変化への対応や新たなイノベーションについて語られ、参加者全員が未来へのヒントを得られる良い機会になるでしょう。
結論
介護とウェルビーイングの分野での連携により、シニアの生活の質が向上することが期待されています。アズパートナーズとAgeWellJapanの対談を通じて、明るい未来の展望が見えてきました。両社の連携が、超高齢社会における幸せな未来を形作る一助となることを期待しています。