バングラデシュで開催される国際シンポジウム2025の見どころと意義

国際シンポジウム2025の魅力と意義

2025年11月1日（土）・2日（日）、バングラデシュのダッカにあるパンパシフィックショナルガオンダッカにて、国際シンポジウム2025「International Symposium in Bangladesh 2025」が開催されます。このイベントは、公益財団法人本田財団の主催のもと、非営利組織「グラミン・コミュニケーションズ」との共催によるもので、バングラデシュと日本の共通の社会問題を見つめ直す貴重な機会です。

シンポジウムの目的と背景

このシンポジウムは、1976年に始まった「DISCOVERIES」から続くもので、国境を越えた科学者たちが集まり、さまざまな人間活動に関わる問題を自由に議論する場として設立されました。2019年にカンボジア・プノンペンで開催され0）て以来、6年ぶりに行われる今回のシンポジウムは、「Creating Sustainable Societies across Different Communities Through Eco-technology」というテーマのもと、持続可能な社会の構築を目指し、特に医療と交通という日本とバングラデシュでの社会課題に焦点を当てています。

主なプログラムの概要

シンポジウムは2日間にわたって行われます。初日は、各専門家によるディスカッションが行われ、特に医療に関する重要なテーマが取り上げられます。登壇予定の研究者には、熊本大学の野原康伸准教授や東京大学の秋山弘子名誉教授、バングラデシュの保健省首席顧問など、国内外の著名な専門家が参加します。

午後には「交通」をテーマにしたセッションが行われ、自動車や交通ビジネスに精通した専門家たちが知見を共有します。特に注目されるのは、嶂南達貴氏や神尾寿氏といった若手起業家の意見です。セッションの後には、全登壇者による会議も設けられており、議論をさらに深める会のようです。

2日目の特徴

2日目は、初日の内容を基にしたパネルディスカッションが行われ、受賞者や地元の若手研究者も参加します。医療と交通の両面での課題解決に向けて、議論が展開されるでしょう。

このシンポジウムは、Facebookを通じてライブ配信も行われる予定ですので、興味がある方は自宅で視聴可能です。全世界からの参加者と共に意見交換ができる貴重な機会となります。

本田財団の役割とビジョン

本田財団は、エコテクノロジーを基盤とした持続可能な社会の構築に贈与するため、さまざまな活動を通じて社会問題の解決に取り組んでいます。国際シンポジウムを通じて、科学者たちが共同で新たな発見や解決策を見出す場を提供し、次世代を担うリーダーの育成にも力を入れています。

このシンポジウムをきっかけに、さまざまな国の専門家が集まり新しい視点を共有することで、持続可能な社会へ向けての理解が一層深まることを期待しています。私たちもまた、彼らの知恵や知識を吸収し、一歩先の未来を見据えた行動につなげていく必要があるのではないでしょうか。国際シンポジウム2025には、ぜひ多くの方に参加してほしいと思います。