桃園市がFOODEX JAPANに再出展、台湾の優良食品が集結

桃園市が台湾の食品産業を牽引する姿勢が強調されている中、今年もFOODEX JAPAN / 国際食品・飲料展に出展します。このイベントは、国内外のバイヤーや企業が集まり、食品メーカーと直接的な商談を行う重要な機会です。桃園市はこれまでに4回の出展を経て、今回が5回目の参加となります。

桃園市は台湾の交通の要所であり、経済活動が盛んな地域で、商工業の生産額は4.8兆台湾ドルを超え、国内でもトップの位置を占めています。その中でも食品加工業が特に盛んで、台湾の食品関連企業の半数以上がこの地に本社を構えています。

今回のFOODEX JAPANにおいては、桃園市政府は厳選した10社の優良企業を連れて出展し、さらなる販路の開拓を目指しています。特に注目を集めるのが、台湾初のサツマイモを使用した「恒器製酒」の地酒や、ITQI（国際味覚審査機構）から2つ星を受賞した「優穀食品」のスナックです。これらの新たな参加者が加わることで、桃園パビリオンの魅力は一層増しています。

そのほかにも、高度な品質管理と製造工程が特徴の「光泉牧場」、創業から4代続く老舗「竹峰茗茶」、「奉茗堂茶業」の茶製品、さらに他の受賞歴を持つ企業が揃い、合計で8社が参加します。これにより、参加するメーカーは国際市場の拡大に寄与し、新しいビジネスチャンスが創出されることが期待されます。

市政府の経済発展局は「食は人々にとって最も重要なものであり、市政府は食品産業を非常に重視している」とコメントしています。この姿勢を反映し、国内外の展覧会に積極的に参加し、桃園のブランドを現地で高める努力を続けています。これにより、桃園市の食品産業の国際的な可視性と影響力を強化し、特に海外のバイヤーとの信頼関係を育むことを目指しています。

桃園市の出展商品には、各社の特色が色濃く反映されており、たとえば「豆之家」のパイナップルケーキや、「三叔公」のいちご練乳ヌガークッキー、「興栄碾米工廠」の玄米とナッツのスナックなど、バラエティ豊かな品々が揃います。

多様性と品質を兼ね備えた桃園の食品産業は、今後さらなる成長が期待されており、FOODEX JAPANを契機にして国内外での販路拡大が促進されることが望まれます。桃園市の参加は、単にブランドの認知度を高めるだけでなく、国際市場での競争力を一層強化する重要な一歩となることでしょう。