スポーツ観戦の新提案
2025-10-24 16:50:52

トヨタ、障がい者と共に楽しむスポーツ観戦を実現する取り組みを発表

トヨタ・モビリティ基金が新たに発表した挑戦



一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(TMF)は、障がい者がスポーツ観戦を楽しむための新たなプロジェクト「Mobility for ALL」をスタートさせました。このプロジェクトは、誰もが自分らしく羽ばたける社会を目指し、障がいの有無に関わらず様々な体験ができる観戦の場を創出することを目的としています。

公募による5つのチームの選定



この取り組みでは、スポーツ観戦に関するアイデアを全国から広く公募し、多くの提案の中から5つのチームが選ばれました。それぞれのチームは視覚、聴覚に障がいをお持ちの方々に焦点をあてた斬新なアイデアを持ち寄りました。採択されたチームには、活動支援金として最大1,000万円の提供があり、実証実験の機会とともに、当事者と直接の接点を築くことができる環境が整えられます。

目指すものは共感と感動



「Mobility for ALL」テーマのもと、観客が試合の熱気をともに共有できるよう、アイデアを試行錯誤して実現へと向かいます。2025年11月15日にTOYOTA ARENA TOKYOで開催されるB.LEAGUEのアルバルク東京の試合で、実際に提案されたアイデアの実証実験が行われることとなっています。この試合では選手たちが繰り広げる熱戦を、視覚や聴覚に障がいのある方々もともに楽しむことが出来るよう、採択チームの技術が実際に活用されます。

自立した体験の未来へ



選択されたチームは、以下のが独自の試みを実施します:
  • - 株式会社 Playbox: AIを駆使して、試合の状況をリアルタイムで視覚に障がいのある方に音声で伝えるシステムを開発。
  • - 株式会社 方角: 会場の盛り上がりや歓声を視覚化するシステムの価値検証。
  • - エヴィクサー 株式会社: 音響に連動した非日常的な観戦体験を提供。
  • - 株式会社 電通: AIを使い、視覚に障がいのある方に向けた新しい実況体験を提供。
  • - Touch2See(フランス): ボールの動きを把握するための触覚タブレットを用いた技術を検証。

これらの試みが成功すれば、スポーツ観戦の新たな形を確立し、より多くの人が楽しむことができる未来が訪れるでしょう。

来場者参加型のイベントも予定



試合当日は、TOYOTA ARENA TOKYO内で、障がいの有無にかかわらずスポーツ観戦について知り合える場も設けられます。「ARENA Miraie」では、実証実験での体験を通じて障がい者に向けたアイデアを直接触れて学ぶことができるコーナーも設置される予定です。また、さまざまなブースが設置され、観客の皆さんが「Mobility for ALL」プロジェクトをより深く理解できる機会が提供されます。

新たな可能性の追求



トヨタ自動車は、創業以来、全ての人や地域とのパートナーシップを重んじ、高い水準の社会づくりに寄与してきました。その一環として、2014年に設立されたTMFは、モビリティを通して豊かな社会を築くための多様なプロジェクトを進行中です。「Mobility for ALL」は、その理念を実現するための重要な一歩となります。

この新たな取り組みが、多くの人々に希望をもたらし、将来のスポーツ観戦の可能性を広げることでしょう。私たちは、全ての観客が同じように楽しむ姿を見られる日を夢見て、次なるステージへと進みます。


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