日本野球機構とスポーツエコシステム推進協議会が結んだ新たなパートナーシップ

日本野球機構と協働するスポーツエコシステムの未来

2025年10月7日、一般財団法人スポーツエコシステム推進協議会（C-SEP）は、日本野球機構（NPB）との間で新たなパートナーシップを締結しました。この枠組みは、スポーツ業界における透明性の向上や社会的価値の創出を念頭に置くもので、両団体が協力して持続可能なスポーツ環境の整備を目指します。

パートナーシップの概要

新たに締結されたパートナーシップは、以下の主要なポイントから成り立っています。

- 情報提供の相互化：両団体は、自らの活動に関する情報を互いに提供します。これにより、各団体の取り組みを深く理解し、より効果的な連携が可能となります。
- イベント協力：次に、相互のイベントに対する協力が行われることになります。これにより、両団体が主催するイベントでの相乗効果を期待しています。
- 会議体への参加：C-SEPが組成する会議に、NPBのメンバーが参加し、知見や見解を共有します。
- 団体間の交流：お互いの団体同士の交流を促進することで、さらなる協力関係の構築が図られます。

NPB会長のコメント

日本野球機構の会長、榊原定征氏は、このパートナーシップ締結を非常に嬉しく感じていると述べました。彼はC-SEPが掲げる「権利の明確化」「社会的価値の創出」「DX推進」のミッションが、今後のスポーツ産業にとって重要な役割を果たすと確信しています。
特に、違法スポーツ賭博対策が喫緊の課題として位置づけられている中で、C-SEPの国際的なネットワークを活用した取り組みが重要になってくると強調しました。この取り組みは、NPBと各球団が進めてきた権利ビジネスの発展と完全に合致しており、選手を不正や反社会的勢力から守るための長年の活動とも相互に関連性があります。

C-SEP代表理事の思い

C-SEPの代表理事、稲垣弘則氏は、このパートナーシップの締結を光栄に思っていると語りました。NPBは日本のスポーツ文化の礎を築いてきた団体であり、そのネットワークと知見をC-SEPが得ることで、新たな価値の創出が期待されると述べています。特に、彼はこのパートナーシップを通じて、スポーツ産業がより持続可能で新しい仕組みを構築することができると期待しています。

今後の展望

今後は、C-SEPがNDを通じて、国内スポーツ団体とのノウハウの共有や、世界各国のスポーツ団体と共に取り組むことが期待されています。このような協力体制により、選手の保護に向けた取り組みや、違法スポーツ賭博対策の推進が進展し、より清廉なスポーツ環境の構築に寄与することができるでしょう。

この新たなパートナーシップは、両団体にとって画期的な一歩であり、未来のスポーツ業界における新たな可能性を感じる瞬間でもあります。