エン・ジャパンのリサイクル
2025-04-24 14:58:38

エン・ジャパンの新オフィスで実現した循環型リサイクルの未来

エン・ジャパンの新オフィスでの取り組み



東京都新宿区に本社を置くエン・ジャパン株式会社は、増床工事にあたり、画期的なタイルカーペットの水平循環型リサイクルシステムを導入しました。このプロジェクトは、エン・ジャパン、株式会社スミノエインテリアプロダクツ、株式会社リファインバースグループの3社が連携し、持続可能なオフィス環境の構築を目指しています。

タイルカーペットリサイクルの現状



これまで、多くのオフィスビルで使用されてきたタイルカーペットのリサイクルは非常に困難とされてきました。その大きな理由は、タイルカーペットが樹脂層と繊維層から成る複雑な構造を持っているため、廃棄物の選別や再利用が難しいからです。結果的に、多くのタイルカーペットは埋め立て処理の対象となり、環境への負荷が問題視されていました。

新たな技術の導入



リファインバースは、20年以上前からこの問題解決に取り組んできた企業であり、独自の技術を駆使してタイルカーペットを効率的に分離し再生することに成功しました。この技術により、廃棄されたタイルカーペットから生まれる「リファインパウダー」を、新しい製品に再利用することが可能になりました。

新オフィスの増床に伴い、エン・ジャパンは、この技術を実際に利用することとなります。リファインバースの子会社であるGMSが、使用済みのタイルカーペットを回収し、円滑にリサイクルを進めます。開発されたリサイクルタイルカーペット「ECOSⓇ」は、SUMINOE GROUPによって製造され、最終的にエン・ジャパンのオフィスに敷設されるという流れです。この横のつながりが生み出す新たなサステナブルなサイクルは、業界に新風を吹き込むことでしょう。

環境負荷の低減への貢献



この試みは、単にタイルカーペットのリサイクルだけにとどまらず、廃棄物の削減や資源の循環を図るモデルケースともなります。これにより、エン・ジャパンのオフィスはカーボンフットプリントの低減にも寄与することが期待されています。このプロジェクトは他のオフィス改装や建築プロジェクトへの応用が可能であり、持続可能性の観点からも注目を集めることでしょう。

今後の展望



SUMINOE GROUPとリファインバースは、環境への配慮を通じてさらなる資源循環のモデル開発を推進していくことを表明しています。エン・ジャパンとの協力関係を深め、サステナブルな社会の実現に向けての道のりを拡充していく予定です。エン・ジャパンの事例は、企業がどのようにして循環型社会の実現に貢献できるかを示す重要な一歩となりました。これからも、企業の環境配慮型の取り組みが広がることを期待したいです。


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