JAPAN HR DX AWARDS 2025の受賞プロジェクトに迫る
2025年2月20日、東京のSHIDAXカルチャーホールにて「JAPAN HR DX AWARDS FINAL」が開催され、数々のデジタル変革の取り組みが表彰されました。このアワードは、デジタル技術を駆使しながら、人事戦略や組織マネジメントの新たな地平を切り開く企業や団体の努力を称えるもので、特に注目される受賞プロジェクトを以下に紹介します。
グランプリ受賞:曽於市
グランプリに輝いたのは、曽於市の「地方発!DX水道SOOリューション」です。これは、地域の上下水道の持続可能性を向上させるために、現場のニーズに応える革新的なソリューションを提案しました。新しいデバイスの導入により、職員の自信と活力が高まり、地域連携の強化にもつながっています。
優秀賞受賞プロジェクト
優秀賞では、以下のテーマに基づくプロジェクトが評価されました:
1.
市場の変化を見据えた人材育成 - ダイハツ工業株式会社の「人にやさしいみんなのデジタル実現のための多角的なDX人材育成の取組み」が周囲にポジティブな影響を及ぼし、組織の挑戦的な精神を育んでいます。
2.
多様性の促進とインクルーシブな組織づくり - 認定NPO法人フローレンスは「障害者雇用の課題を解決するDX」で、個々に寄り添った取り組みが社会的意義を持つ結果を生み出しました。
3.
変化に強い組織の構築 - 再び曽於市が受賞した「地方発!DX水道SOOリューション」も、地域のニーズを受けた柔軟なアプローチが評価されました。
4.
従業員のエンゲージメント向上 - ヤマトカンキョウ株式会社は、映画監督との出会いをきっかけに、魅力的な企業作りに挑戦。社員の主体的な改善意識を刺激しています。
5.
AI活用による課題解決 - アルコット学園しみずがおか幼稚園が行った「押しつけ型からの脱却!人間中心型のDX」で、AIを使った業務改善が実現しました。
6.
HR役割の再定義 - 日本新薬株式会社の「選ばれる会社、選ばれる社員を目指して」プロジェクトは、オープンバッジを用いた新しい人材育成の形を提示します。
特別賞受賞プロジェクト
特別賞には、株式会社USEYAの「テクノロジーによるモノづくりHRDX化への挑戦」や、パーソルホールディングス株式会社のプロジェクトが選ばれました。両者ともに新しい技術の導入と人材育成を通じて、持続的な成長に寄与しています。
審査の裏側
今回のアワードには、はたらくAI&DX研究所の石原直子氏をはじめとする著名な審査員が揃い、各プロジェクトの評価が行われました。評価基準には、戦略性、課題解決力、デジタル技術の活用などが含まれ、受賞プロジェクトが業界内外での模範となるよう期待されています。
未来に向けて
一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会は、今後も先進的な事例の発掘と普及を進め、DXの推進に努めてまいります。このアワードは、次世代の働き方や人材育成の新しい形を示す重要なイベントと位置づけられています。興味がある方は、協会のウェブサイト (
jdxa.org)を訪れることをお勧めします。