DACグループの女性活躍への取り組み
DACグループ(本社:東京都台東区)は、ダイバーシティとインクルージョンを推進する一環として、2030年までに女性役員比率を50%以上に引き上げることを目指しています。この目標に向けて、さまざまな具体的な施策が進められています。
現在の状況
2024年12月時点でのDACグループにおける女性役員比率は34.6%で、前年の31.3%から大きな前進を見せており、その数は52人中18人に達しています。この調子で進むことにより、DACグループは「世界で一番働きたい会社」の実現に向けて女性の活躍を一層促進していきます。
DACグループは1980年代から、経営戦略や組織運営の多様な視点を導入するため、女性管理職の登用を強化してきました。特に2010年以降、女性役員は着実に増加しており、2024年には新しく就任した役員のうち4人中3人が女性という結果が得られました。
具体的な取り組み
1. 女性管理職研修の実施
DACグループは、役員候補や次世代リーダーという2つのグループを対象に、全7回の研修プログラムを組んでいます。2024年には6月と9月に開催され、参加者は課題図書を用いたワークやフィードバックを受けながら「目指すリーダー像」を明確にしました。残りの5回は2025年に実施される予定で、さらなる学びの場として捉えられています。
2. アメリカ研修
また、DACグループは2019年に廃止されたアメリカへの視察研修を再開しました。10月には女性社員10人が現地の12の企業、大学、団体を訪問し、管理職の女性たちから直接ビジョンや課題について話を聞くことができました。この経験を通じて、女性リーダーとして必要なスキルや環境づくりについて多くを学びました。
3. 独自の制度とサポート
DACグループは「DAC WORKING STYLE」という独自の制度も運用しています。この制度は、時短勤務や保育費の支援、健康管理をサポートするもので、全社員が利用できる環境を整えています。また、ダイバーシティ推進や女性リーダー育成に関する外部ネットワークへの社員派遣も行われています。
4. 健康管理とキャリアサポート
社内にはパワハラやメンタル不調の相談窓口が設けられ、社員が快適に働ける環境作りが進められています。さらに、女性社員同士のコミュニケーション促進やキャリアプランサポートのためのネットワーク組織も設立され、多彩な研修やセミナーが企画されています。男性の育児参加を促進する取り組みも進行中です。
未来への展望
DACグループは、2025年10月に研修プログラム第3陣を実施する予定で、さらなる女性活躍の推進を目指しています。これらの活動は、DACグループが「えるぼし」などの認定を受けていることに代表されるように、企業全体が多様性を受け入れ、すべての社員が活き活きと働ける環境を作ることにもつながっています。今後もDACグループの女性活躍への取り組みにご注目ください。