AIが生み出す新たな法務支援！リーガルテックVDRが環境業界を変革

2025年5月8日、リーガルテック株式会社は、エネルギー・環境分野の業務を効率化する新しいソリューション「リーガルテックVDR」に、独自開発の生成AI「AI孔明」を統合することを発表しました。この革新的な取り組みは、企業が直面する法令・契約・申請書類の急増に応え、効率的且つ正確な法務支援を可能にするものです。

背景と目的

エネルギー・環境分野においては、GX（グリーントランスフォーメーション）やESG・SDGsなどへの対応が重要視されています。その中で、法令遵守のための文書作成が煩雑になっており、法務業務の高度化が求められています。このような背景から、リーガルテック社は新たに「リーガルテックVDR」と「AI孔明」を組み合わせ、業務の効率化とコンプライアンス強化を目指しています。

具体的な機能と活用シーン

この新しいソリューションには、さまざまな機能が搭載されています。以下は主な活用例です。

- 環境関連法規制への対応: 脱炭素や再生可能エネルギー、排出量に関する法令の要件抽出と、改正情報のキャッチアップをサポート。
- サプライヤー契約管理: 契約書のドラフト作成やAIによるリーガルチェック、リスク抽出の機能を通じて、契約リスクの見える化を実現。
- 環境データの知財活用: Tokkyo.Aiと連携し、CO₂削減技術や再生可能エネルギーに関する特許調査やポートフォリオ分析を支援。
- ESG・CSRD文書対応: サステナビリティ報告書や監査資料の要約・多言語対応により、グローバルな説明責任を効率化。
- 省庁・自治体への提出: 補助金申請や事業計画書のテンプレート作成が可能となり、申請の精度向上と作成時間短縮に寄与。

主な機能

「リーガルテックVDR」には、セキュアなVDR機能が備わっており、アクセス制御や証跡ログを用いて文書の管理・共有が行えます。また、生成AI「AI孔明」には、契約書や申請書の検索、文書の要約や翻訳、リスクの抽出機能が含まれています。これにより、過去の文書や先行技術とのナレッジ照合も容易に行え、法務業務をより効率的に進めることが可能です。

今後の展開

さらに今後は、API連携や排出量取引証明書のAI解析、自治体・国際機関向けの自動フォーマット対応など、より進化した機能を段階的に導入する予定です。これにより、エネルギー・環境分野における法務及び知財業務を、包括的にサポートできる体制を整えます。

企業情報

リーガルテック株式会社は、2021年に設立され、知的財産とリーガルテック分野において最先端のAI技術を活用したサービスを提供しています。プライベートAI特許管理システム「MyTokkyo.Ai」、知財ポータル「Tokkyo.Ai」、知的財産の取引を支援する「IPマーケットプレイス」など、幅広いソリューションを展開し、企業の知財戦略を強化しています。また、安全に機密情報を管理・共有できる「リーガルテックVDR」や「keiyaku.ai」、オンライン商標サービスを通じて、知的財産の管理と活用を総合的に支援しています。