福井コンピュータが挑む!建設業向けデジタルツインで未来を切り開く
福井コンピュータ株式会社が、デジタルツインサービスを中心とした新システムの開発に取り組み始めました。この取り組みは、建設業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を一段と進めることを目指しています。
建設業界が直面している課題
現在、建設業界は多くの社会課題に直面しています。生産年齢人口の減少や老朽化が進む社会インフラ、加えて自然災害の激甚化が、その一部です。こうしたなか、国土交通省は「i-Construction 2.0」を2024年に発表し、2040年までに建設現場の省人化を目指すとしています。この方針に沿って、建設業界全体のデジタル化が国策として推進されており、福井コンピュータはその一翼を担う役割を果たそうとしています。
新システムの概要
デジタルツインサービスの核
弊社は従来、PCを用いたローカルアプリケーションを中心に建設業務のデジタル化を支援してきました。今後は、クラウド技術とAIを活用し、デジタルツインサービスを中心に据えた新たなアプリケーションを開発していきます。これは、PCやスマートフォンといった様々なデバイスに対応できることが大きな特徴です。
仮想デジタル空間の形成
さまざまなアプリケーションから得られたデータをクラウド上の仮想デジタル空間に統合し、高精度な工事現場モデルを作り出します。このモデルを基に様々なサービスが展開され、建設業界の業務改革を促進します。
具体的なサービスの機能
1. デジタル再現とデータ共有
次世代の点群システムと3DCADシステムにより、設計データや現況データを統合して表示することが可能になります。また、ドローンや360度カメラを用いて取得したデータを、容易に生成・共有できる環境を実現します。大容量データはクラウド上に集約され、関係者が手軽に確認できるようになります。
2. AIによる業務効率化
弊社のデジタルツインサービスでは、建設業に特化したAIを活用することで、手作業に頼らない業務の効率化が実現します。AIが行う分析やシミュレーションにより、技術者はより高度な仕事に集中できるようになります。
3. XR技術の活用
デジタル空間上の3Dモデルやシミュレーション結果をXR(AR・VR)技術で可視化することで、実際の空間にフィードバックが可能となります。この融合により、施工管理や安全教育など、新たな働き方を提案することを目指します。また、APIを公開することで、他社との柔軟な連携も可能にします。
新システムのリリース情報
福井コンピュータの新システムについては、段階的に市場投入を予定しており、2026年度中には3つの主要システムがリリースされる見込みです。それは、新デジタルツインサービス、次世代点群システム、次世代3DCADシステムです。各システムは従来の製品からの進化をもたらし、業務改革を支援します。
【提供予定機能】
- - 新システムへのデータアップロードと表示
- - 点群、3Dモデルの統合表示
- - リアルタイム情報共有
CSPI2026での発表
新たなデジタルツインサービスは、2026年6月に幕張メッセで開催される「CSPI2026:国際建設・測量展」にて発表予定です。多くの来場者にその概要を共有し、建設業界の未来を見据えたサービスとなることを期待しています。