メタバースゲーム「元素騎士オンライン」が不正アカウント対策を強化
株式会社ウインライトが展開するメタバース型ブロックチェーンゲーム「元素騎士オンライン」に、かっこ株式会社の不正ログイン検知サービス「O-MOTION」が導入されました。この取り組みにより、ゲーム内のセキュリティが大幅に向上しました。
導入の経緯
「元素騎士オンライン」は、2022年にリリースされて以来、独自の経済圏を持つファンタジー世界として多くのファンを魅了してきました。すでに30万人以上のコミュニティが形成されているものの、同一人物による複数アカウントの作成や自動プレイによるBOTの存在が悩みの種でした。
これまではキャラクターの動きやIPアドレスをもとに手動で不正アカウントを停止していましたが、すぐに新たなアカウントが作成される現状に運営側は課題を抱えていました。このような背景から、より効果的な不正対策として「O-MOTION」の導入が決定されたのです。
導入の効果
新たに導入された「O-MOTION」には多くの利点があります。
1.
不正検知精度の向上: これまでは自社のシステムだけで対策を行っていましたが、「O-MOTION」により多くのデバイス情報を取得できるようになりました。これにより、同一デバイスからの不正行為を容易に検知できるようになりました。
2.
迅速な導入プロセス: 専用のソースコードを埋め込むだけでシステム開発が完了し、ゲームのアップデート作業と並行して行われたため、導入から運用開始までわずか1~2週間に短縮されました。
3.
不正アカウントの激減: 導入前は月間アカウントの約3~4%が不正アカウントで占められていましたが、「O-MOTION」の導入後はこの数字が0.5%未満に低下。約7分の1の水準へと大幅な改善が見られました。
ウインライトの意見
ウインライトの担当者は、「元素騎士オンライン」のリリースから約1年が経った現在も、ゲームの進化を続ける一方で不正対策の重要性を強調しました。「O-MOTION」の導入で不正対策が容易になり、より本質的なサービス向上に集中できるようになったと語っています。
ゲームの特徴
ゲーム自体は、メタバース空間で多数のプレイヤーが参加できるMMORPGです。「元素騎士オンライン」では、NFTやブロックチェーン技術を利用し、プレイヤーが手に入れたアイテムをNFTとして管理することができます。このような仕組みを活かし、安心して楽しめる環境を整えるための取り組みが今後も続けられます。
まとめ
「元素騎士オンライン」の「O-MOTION」導入は、ゲームのセキュリティを向上させ、プレイヤーに安心して楽しんでもらうための重要なステップです。今後も進化を続けるゲームとともに、安全なオンライン環境が期待されます。