森鴎外特別展
2025-09-02 13:34:55

森鴎外の文学と公務の歩みを辿る特別展、文京区で開催

森鴎外の最後の4年間に迫る特別展



2025年10月11日(土)から2026年1月12日(月・祝)まで、文京区立森鴎外記念館にて特別展「鴎外、最後の4年間―帝室博物館総長兼図書頭・森林太郎」が開催されます。本展は宮内庁宮内公文書館との共催となり、森鴎外(本名・森林太郎)の晩年に焦点を当てた貴重な展示となっています。明治・大正の時代において、文学者としての業績だけでなく、官 僚としての仕事も多岐にわたった彼の足跡を辿る機会となるでしょう。

森鴎外の公務と文学



森鴎外は1862年に誕生し、陸軍軍医から文学の世界に足を踏み入れ、数々の著作を残しました。1916年に軍医総監を退任した後の1917年に、彼は帝室博物館総長と図書頭という重要な役職に任命されます。この役職を通じて、鴎外は上野の東京帝室博物館、そして当時はぼーっとした場所であった三年町の宮内省図書寮で勤務し、展示品の運営や古文書の管理、さらには研究の発表などに注力しました。

展覧会では、鴎外の公務にまつわる貴重な資料を展示し、彼がどのようにして日本の文化遺産を守るために尽力したのかを紹介しています(例:正倉院の管理業務、皇統譜の調査など)。これにより、森鴎外が公務を通じてどのように文芸的活動に寄与したのか、その過程を理解できる内容となっています。

展示資料について



本展では、特に鴎外の就任から没後までの足跡を辿る資料が多数展示されます。具体的には、彼が帝室博物館総長兼図書頭としての業務に関連した公文書や私信、遺品などが盛り込まれています。具体例としては、1917年に彼が職務を受けた際の公文書や、彼の手記として残された日記があり、彼の日常業務をのぞき見ることができます。また、彼が残した皇統譜の調査に関する資料なども展示され、学者としての一面をも知ることができます。これらの資料は、彼の人生や業績をより深く理解するための重要な手がかりとなるでしょう。

開催詳細



  • - 会期:2025年10月11日(土)~2026年1月12日(月・祝)
  • - 休館日:11月25日(火)、12月22日(月)、12月23日(火)、12月29日(月)~1月3日(土)
  • - 開館時間:10時~18時(最終入館は17時30分)
  • - 会場:文京区立森鴎外記念館
  • - 観覧料:一般600円(中学生以下無料、障害者手帳提示の方と介護者1名まで無料)
  • - 主催:宮内庁宮内公文書館・文京区立森鴎外記念館

お役立ち情報



本展開催に合わせて、関連イベントも予定されています。特に、鴎外に関する講演会やスライドトーク、ギャラリートークが行われ、観覧者がより深い理解を得るための機会が提供されます。また、展覧会図録も10月11日より販売される予定で、資料の詳細な解説が含まれています。これらのイベントはすべて無料で参加できるため、興味のある方はぜひご参加ください。

概要まとめ



森鴎外の最後の4年間は、文学者のみならず公務員としての彼の影響力を振り返ることができる貴重な機会です。ぜひ多くの方々に足を運んでいただき、彼の遺した足跡を一緒に辿りましょう。鴎外の文学と公務に興味を持つすべての人々にとって、価値ある経験となることでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

関連リンク

サードペディア百科事典: 森鴎外 文京区立森鴎外記念館 特別展

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。