物流の脱炭素化
2025-10-31 11:34:50

KlimaDAO JAPANと吉田運送が手を組み、物流の脱炭素化へ新たな一歩

KlimaDAO JAPANと吉田運送の連携



2023年、Web3およびブロックチェーン技術を活用し、気候変動対策に取り組むKlimaDAO JAPANと、物流ソリューションのエキスパートである吉田運送が提携しました。この提携の狙いは、ドライポート(内陸コンテナターミナル)およびコンテナラウンドユース(CRU)を通じて物流を効率化し、カーボンクレジットを創出することです。

提携の背景と主旨



近年、持続可能な社会を目指す中で、物流部門は温室効果ガスの削減に直面しています。吉田運送は、その中心であるドライポートの運営とクリーンなコンテナ物流の推進に力を入れています。この努力は、内陸における物流効率化を実現し、送料の短縮や空荷回送の削減に寄与してきました。これに対し、KlimaDAO JAPANは、ブロックチェーン技術を基盤に、デジタルカーボンクレジット市場の構築に成功しています。

この提携は、吉田運送が行っているCO2排出量の削減措置を、KlimaDAO JAPANの技術を使って測定し、透明性の高いカーボンクレジットとして認証することを目指します。つまり、両社の持つ強みを活かし、物流業界が持続可能かつ透明な評価を受けるための新たな資金循環メカニズムを構築するのです。

取り組みの具体的内容



共同で進める次のステップとして以下の内容が挙げられます:

1. CO2排出量削減効果の算定と可視化: ドライポート利用とCRUによる輸送効率化がもたらすCO2削減効果を定量的に測定し、利用者に明確なデータを提供します。

2. カーボンクレジット創出スキームの設計: 発生した削減量に基づき、国内外で通用する信頼性のあるカーボンクレジットを創出する方法論を築きます。

3. デジタル化と取引基盤の構築: 作成されたカーボンクレジットをKlimaDAO JAPANのブロックチェーン技術を通じてデジタル化して取引をスムーズに行える基盤を整備します。

4. 脱炭素化を推進するエコシステムの構築: これらの取り組みから得られる収益や知見を利用し、さらなる物流インフラの低炭素化へ繋げるエコシステムを構築します。

今後の展望



この協力を通じて、KlimaDAO JAPANと吉田運送は、革新的な技術と深い物流知識を掛け合わせ、物流業界の脱炭素化を加速させると同時に、カーボンクレジットの創出を新たなビジネスモデルとし、持続可能な社会の実現に寄与していきます。

会社紹介



KlimaDAO JAPAN株式会社は、Web3やブロックチェーン技術を駆使し、日本国内で気候変動対策の革新を目指す企業です。現在は、カーボンクレジットをデジタル上で取引できるプラットフォーム「CarbonMall」の開発に注力しています。
所在地: 東京都中央区日本橋室町1-11-12 日本橋水野ビル7階

吉田運送株式会社は、内陸コンテナターミナルの運営やコンテナの循環利用を通して、持続可能な物流の未来を目指しています。
所在地: 茨城県坂東市半谷224-15。

本提携がもたらす革新が、物流業界における持続可能性の新たなスタンダードを確立することを期待しています。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 脱炭素化 KlimaDAO 吉田運送

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。