2024年の食費上昇を受けた新たな生活スタイルの模索
食材の高騰が家庭の食費に与える影響は、2024年において特に顕著です。有機野菜や食品宅配サービスを展開するOisix・ラ・大地株式会社は、この現状を踏まえた調査を実施。全国の20代から50代の男女1101名に対し、昨年と比較した物価持続的な上昇について聞きました。興味深い結果がいくつも見受けられました。
調査の結果:物価上昇を実感する81%
調査の結果、87%の人が「昨年と比較して物価が上がった」と感じており、特に困った品目として81%が「食料品」を挙げています。光熱費や日用品も気になるところですが、やはり日々の生活に直接関わる食料品の高騰が最も大きな悩みの種であることが浮かび上がりました。
野菜の値上がりに困惑する消費者
まず、具体的にどの食品の値上がりが特に困ったかを尋ねたところ、79%が「野菜」と回答しました。その中でも、75%が「キャベツ」が値上がりして困っていると回答。次いでトマトが43%と続いており、みなさんの生活に深く根付いた食材であることが伺えます。
家計の負担増を感じる家庭
さらに、今年の食費がどの程度上昇したかを尋ねた結果、55%が5000円以上の増加を実感していることがわかりました。中には9000円以上の増加を感じている方も40%に達しており、家庭における食費の圧迫感は非常に大きいようです。
生活の知恵を再考する人々
このような状況を受け、多くの消費者が新たに取り組むようになったことも明らかに。52%の方が「余計なものを買わないように心掛ける」と答え、42%が「より安い商品を購入する」と。それに加え、37%が「値引き品を購入する」とし、食材の無駄を減らそうとしている意識が強く見受けられました。特に30%の人々は「食品のフードロスを減らすこと」を意識するようになったと答え、このトレンドが今後の食文化に影響を与えていくことでしょう。
日配品の価格安定の模索
物価高の影響を受けている中でも、Oisixが提供する「牛乳とか飲み放題」サービスは注目を集めています。このサービスでは、定額で牛乳や食パンなどの日配品が手に入るため、急な価格変動に振り回される心配が無く、家庭に安定をもたらす役割を果たしています。2025年には一部食品の値上げが予定されている中、こうした定額サービスがますます注目されていくことでしょう。
Oisixの取り組みと今後の展望
Oisixは、「つくった人が自分の子どもに食べさせられる食材」をコンセプトに、安全・安心な食品を提供しています。今後も消費者のニーズに応え、安全で新鮮な食材を届けるための取り組みを続けることが期待されます。食の社会課題の解決に向けて、持続可能な形でのサービスが求められる時代に突入しているのです。
物価高が進む2024年、消費者の生活スタイルや意識は大きく変わりつつあります。買い物の選び方や、家庭での食事の仕方において、どのように工夫を凝らしながら毎日の食卓を豊かにしていくのか、今後も注目が必要です。