古民家プロジェクト「KATARITSUGI」
2025-04-07 14:35:57

古民家の魅力を未来へつなぐ新プロジェクト「KATARITSUGI」始動

古民家の魅力を次世代へ「KATARITSUGI」プロジェクトの始動



小田急不動産株式会社は、日本各地に存在する良質な古民家の価値を見直し、それを次世代に語り継ぐ新たな取り組み「KATARITSUGI(かたりつぎ)」プロジェクトをスタートしました。このプロジェクトは、ただ古民家を保存するだけでなく、その魅力を現代の生活に生かし、新しい暮らし方を提案することを目的としています。

プロジェクトの背景と目指すもの



日本各地には約102万戸もの古民家がありますが、少子高齢化や都市への人口集中の影響で、これらの古民家が空き家となり、放置されるケースが増加しています。小田急不動産は、この貴重な資源を活用し、地域とのつながりを深めることで、次世代へ古民家の歴史や文化を伝える重要性を感じ、プロジェクト開始に至りました。

古木から作られた「古材」を新築住宅に使用することで、サステナブルな社会の実現を図ります。これにより、無駄を減らし、温室効果ガスの排出削減にも寄与することが期待されています。

KATARITSUGIプロジェクトの概要



名称とコンセプト


「KATARITSUGI」は、古き良き日本の暮らしを未来に伝えていくことをコンセプトとしています。地域の素材や文化を生かし、後世に継承すべき価値ある暮らしを提案することが期待されています。

  • - 古材の利用: 日本各地から調達した良質な古民家の古材を、新築の住宅に利用します。
  • - 持続可能な循環: これにより、廃棄物を削減し、環境に配慮した社会の構築を促進します。

モデルハウスのオープン


また、プロジェクトの一環として、新潟県阿賀町に位置する築約160年の古民家の構造材を使用した平屋モデルハウスを、神奈川県開成町に2025年5月頃にオープン予定です。これは、古民家の歴史や所有者の想いを大切にしつつ、現代のスタイルに合わせた住まいを提供するものです。

このモデルハウスでは、古材を用いた注文住宅の施工会社の紹介や土地の仲介・販売も行い、地元とのつながりを深める取り組みを進めます。

温故知新をビジュアル化したロゴ


プロジェクトのラベルとなる「KATARITSUGI」のロゴは、語り継ぐ「語」の文字を基にデザインされています。象形文字の原点を現代的に表現しており、シンプルながら個性的な形状が印象的です。このロゴは、古き良き文化と新たな価値観が融合する象徴です。

まとめ


長い歴史を持つ古民家は、日本の文化や地域の魅力を凝縮しています。「KATARITSUGI」プロジェクトは、その魅力を次世代へとつなぎ、新しい暮らし方を提案する重要な一歩です。私たちの生活の中に古民家の良さを再発見し、より豊かな未来へつなげることを目指して、今後の展開に注目していきましょう。


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