観光防災の新展開
2024-12-20 11:36:16

観光と防災が融合する新たな提案『Evacuation Site seeing 防災観光地』

観光と防災が織りなす新しい魅力



2023年12月20日(金)、全国各地の観光地を訪れつつ、同時に防災意識を高めることを目的とした新しいプロジェクト「Evacuation Site seeing 防災観光地」が始まります。これは、株式会社グッドマンサービスが提案するもので、観光と防災の二つの側面を持ち合わせた場所を紹介します。観光客が楽しみながら、万が一の災害時にどこで避難すれば良いかを理解できるようにするため、各地の宿泊施設にもポスターが掲示される予定です。

取り組みの背景


グッドマンサービスは、国内のホテルや旅館にリゾートバイトという形で人材派遣を行っています。特に、近年頻発する地震や津波などの自然災害によって、多くの観光客が避難先を知らずに困難な状況に直面した事例が多くありました。このような背景から、観光と防災を結びつける試みとして「防災観光地」の導入が決定されました。観光地の魅力を楽しみながら、訪れる人々が防災意識を持つことで、地域振興にも繋がることが期待されています。

訪れるべき防災観光地


宮城県:石巻市複合文化施設


石巻市に位置するこの施設は、ホールや博物館、アトリエを有する文化的なスペースとして、災害後の復興のシンボルとなっています。これにより、防災と観光を同時に体感できます。

三重県:錦タワー


津波災害から命を守るために設計されたこのタワーは、日常生活の一部として地域住民と共にある場所です。防災に関する教育も行われており、非常時にも安心できる環境を提供します。

静岡県:磐田市渚の交流館津波避難タワー


このタワーは、観光と防災を体現した場所であり、地域の新鮮なグルメを楽しめる施設も隣接しています。訪問者は観光しながら、防災に対する意識を高めることができます。

高知県の津波避難タワー


中土佐町の津波避難タワーは展望台としても利用され、美しい自然を堪能できるスポットです。防災士の山岡さんは、このタワーが観光客に強いメッセージを届える素晴らしい施設であると話しています。

意識向上への意義


防災士である塩地美澄さんは、「観光を楽しみながら自ずと防災意識を高められるのが最大の魅力」と語ります。私たち日本人は災害のリスクに常にさらされていますが、防災についての知識や備えは不足しています。このプロジェクトによって、観光地の魅力を味わう中で、多くの人々に安全な避難場所を知ってもらうことができるのです。

宿泊施設での広がり


賛同いただいた宿泊施設にはポスターを掲出し、防災観光地に関する情報を提供する予定です。これにより、訪れる人々が新たな観光地の魅力を発見できるようにし、防災意識を高めるためのきっかけを作ります。

このように、「Evacuation Site seeing 防災観光地」は、観光と防災を融合させる新しい試みを通して、安心して訪れることができる地域を築くための第一歩となるでしょう。観光を楽しむだけでなく、いざという時に自分や周りの人の命を守ることができる知識を持つことの大切さを、多くの人に理解してもらえることを願っています。


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