ヘルスケアの新潮流!特定保健指導の成果を見える化する取り組み
中央区に本社を置く株式会社インサイツが運営する「特定保健指導“成果の見える化”コンソーシアム」が、厚生労働省のホームページを通じて活動実績を発表しました。
このコンソーシアムは、特定保健指導を共同で実施することで、コストを抑えつつも保健指導の効果を最大化することを目指しています。発足当初は「モデル実施コンソーシアム」として活動を開始しましたが、令和元年度に厚生労働省の補助金事業に採択されたことを契機に、現在の名称に変更されました。
コンソーシアムの目的と取り組み
コンソーシアムの活動は、以下のような目的を持っています。
1.
“成果重視型”特定保健指導の開発・運用
医療保険者とサービス事業者が連携し、効果的な健康指導を行うためのテンプレートを開発しています。
2.
成果の「見える化」
健康指導の成果をより明確にし、関係者全体で進捗を把握できる仕組みの構築を行なっています。
具体的な成果としては、体重やウエストサイズの減少が見られた参加者の割合が著しく高く、その達成率は52.2%にも及びます。また、特定保健指導による成果を継続した場合、次年度に指導対象となる確率が半減するというデータも示されています。これらのデータは、慶應義塾大学の研究に裏打ちされています。
見える化手法の開発
さらに、特定保健指導の成果を可視化するための新たな手法も開発されました。この手法は、参加者の進捗状況を“階段式評価法”として整理し、より分かりやすく評価できる仕組みです。これにより、参加者は自らの健康管理の状況を把握しやすくなり、モチベーションの向上にも繋がります。
これからの展望
今後、特定保健指導“成果の見える化”コンソーシアムは、さらに多くの医療保険者に向けた特定保健指導事業を展開し、具体的な改善手法を提供していく計画です。すでに28の団体が会員として加入しており、今後も新たな参加者を募っていくことが予想されます。
また、事務局を担っている株式会社インサイツは、ヘルスケアのデジタル化やICTサービスを通じて、参加者にとって利便性の高い健康管理サポートを提供しています。
このコンソーシアムの活動によって、より多くの人々が健康な生活を送れるようになることが期待されます。詳細については、株式会社インサイツの公式サイトにて確認できます。
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まとめ
特定保健指導“成果の見える化”コンソーシアムの取り組みは、これからのヘルスケアの新しい形を示唆しています。データや成果を用いることで、個々の健康を管理し、改善へとつなげるその試みは、いま多くの注目を集めています。健康の向上を目指すとともに、より多くの人々に優れた医療サービスを提供することが期待されるこのコンソーシアムの今後の動向にも注目です。