篠笛の未来を切り開く!
足立区に根ざす篠笛の名門、
大塚竹管楽器が新たな挑戦を始めました。1913年の創業以来、篠笛の製作に情熱を注いできた同社は、2024年に新たな拠点「f+studio」をオープンしました。このスタジオは、篠笛の魅力を伝えるだけでなく、防音設備を完備したレッスンスタジオやカフェ機能を持つ複合施設として注目を集めています。
伝統の技法を受け継いで
大塚竹管楽器は、江戸時代から伝わる「獅子田流」の技法を継承しています。この技法は、篠笛業界でその美しい音色に定評があり、音が鳴りやすく、初心者でも手軽に演奏が楽しめるよう工夫されています。「生音を聴くことで篠笛の魅力を感じてもらえる」と、代表の大塚敦氏は話します。
2025年からは必修コースの一環としてポイント制でのレッスンが開始される予定。月2回の90分レッスンでは、世界的に有名な講師が指導するため、初心者も参加しやすい環境が整えられています。
「f+studio」の魅力
新たに誕生した「f+studio」では、最大20名まで収容可能な広々としたスタジオが用意されています。ここでは、個人レッスンやグループのワークショップが開催される他、カフェスペースも完備され、来場者は伝統楽器の魅力を実際に体感しながらリラックスした時間を過ごすことができます。
カフェは毎週土曜日の11:00から14:30までオープンしており、篠笛の演奏を聴きながら、美味しいスパイシーカレーを楽しむことができます。
祭り文化を支えるキッチンカー「F+BASE」
大塚竹管楽器は、祭り文化の継承にも取り組んでいます。地方のお祭りの縮小と共にお囃子や神楽の演奏機会が減少する中、キッチンカー「F+BASE」を通じて多くの人に篠笛の魅力を広めています。キッチンカーは、来場者に食を通じて篠笛の音色を体験してもらうための重要な役割を果たしています。
大規模なイベントでも、篠笛の音色と共にチンドン屋が登場し、来場者の心を楽しませています。この取り組みでは、若い世代の関心を引きつけ、篠笛の伝統文化を次世代へとつなげることを目指しています。
未来を見据えて
大塚竹管楽器の取り組みは、ただの篠笛製作にとどまらず、日本の伝統文化の発信を担う拠点としての役割を果たしています。「f+studio」は、現代まで受け継がれてきた篠笛の魅力を感じ、自ら演奏する機会を提供することで、次世代の文化を育む場所として期待されています。
大塚代表は、「篠笛は遠くまで響き渡り、聴けば心が躍るものです。この感動をより多くの人に体験してほしい」と熱い想いを語ります。
今後も新しい挑戦を続け、篠笛文化の発展を図る同社の取り組みに、ぜひご注目ください。篠笛の音色に excited したあなたも、次回のワークショップやイベントにぜひご参加ください。その魅力に触れる特別なひとときを体験できることでしょう。
基本情報
- - 住所: 東京都足立区入谷2-2-3
- - 電話番号: 03-3856-6890
- - Instagram: fstudio716
大塚竹管楽器 Website:
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