物流革新の合弁会社
2025-04-18 12:07:01

鴻池運輸とドイツEPGグループ、物流革新の合弁会社設立

鴻池運輸とEPGグループの合弁設立



鴻池運輸株式会社(本社:大阪)は、2025年4月17日に開催された取締役会で、ドイツのEhrhardt and Partner Group(EPGグループ)との合弁会社「Ehrhardt Konoike Solutions GmbH(EKS)」の設立を決議しました。この新会社は、ドイツにおける革新的な物流ソリューションの開発と提供を目指します。

EKSの目的と技術の融合


EKSは、マルチテナント倉庫を経営し、高度な倉庫管理ソリューションを開発します。鴻池運輸は長年にわたる物流運営の経験を生かし、EPGグループの最先端の物流ソフトウェアを取り入れることで、効率的かつ生産性の高い倉庫管理を実現します。

また、KONOIKEグループは「技術で、人が、高みを目指す」という2030年ビジョンを掲げ、労働集約型から脱却した新たなビジネスモデルを目指しています。特に、少子高齢化による人手不足の問題をチャンスと捉え、現場の生産性向上を目的としたデジタル技術の活用に注力しています。

インダストリー4.0への挑戦


ドイツは「インダストリー4.0」の先駆けとして、先進技術の導入を進めています。鴻池運輸は2022年にドイツ市場に参入し、同国のパートナー企業と協力しながら、物流のデジタル化を探求しています。2023年の世界物流指数でも高ランクに入っており、経験豊富な企業が多いのも特徴です。

EPGグループの役割


EPGグループは、流通業界向けのサプライチェーン管理ソフトウェアのリーディングプロバイダーです。特に、倉庫管理システム(WMS)や物流プロセスの最適化において高い評価を得ています。EKSはこうしたEPGグループの知見を生かし、先進的な物流システムの開発に取り組みます。

専門家が集まる新たなプラットフォーム


EKSは、マルチテナントの倉庫を製品開発とテストの場とし、AI駆動のソリューションやロボティクスなどの最新技術を統合するプラットフォームです。この新しい環境で、効率よりも品質を重視した物流ソリューションを提供することを目指しています。

鴻池運輸の展望


取締役専務執行役員の鴻池忠嗣氏は、EKSの設立が「技術で、人が、高みを目指す」というビジョンの実現へ向けた重要なステップであると語ります。業界全体を最適化するシステムが今後ますます重要となる中で、最先端のデジタルソリューションを開発し、顧客ニーズに応えるための新たな取り組みを推進していきます。

EPGグループの考え方


EPGグループ代表のMarco Ehrhardt氏は、長年のノウハウと鴻池運輸の現場経験が組み合わさることで、革新的な物流プロセスを提供できると自信を見せています。EKSが日本とドイツの市場で最良の成果を上げるために、一緒に取り組んでいくことが期待されています。

まとめ


鴻池運輸とEPGグループの協力は、物流業界における次世代の革新を牽引するものとなるでしょう。私たちはこの新しい合弁会社の動向を注視し、その成果を待ち望んでいます。


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