新たな社会課題解決の拠点「Glass Rock」
東京・虎ノ門ヒルズに、社会課題解決を目指す新たな拠点「Glass Rock」がオープンしました。この施設は、企業や行政機関、NPO、個人など様々な方々が集まり、相互に連携しながら社会課題に取り組むことができる場です。未来予報株式会社がコンテンツパートナーとして参加し、約10年間の経験を活かして、未来思考を育てる教育プログラムの提供に貢献しています。
Glass Rockの取り組み
「Glass Rock」では、「つながる」「まなぶ」「ひろげる」という3つの機能を通じて、社会課題の解決を加速させます。まず「つながる」機能では、誰もが参加できるコミュニティを形成し、そこでの交流を促進。コミュニティマネージャーが参加者同士をつなぎ、活発な議論を生み出します。
次に「まなぶ」機能は、実践的な学びの場を提供し、企業やNPO、行政機関が持ち寄る知識を共有。具体的なケーススタディを通じて、参加者は自らのアイデアを実現に向けた行動に結びつけることができます。
そして「ひろげる」機能として、ギャラリーやスタジオを使い、会員の活動やイベントを外部に発信する場を設けています。これにより、新たな支援者や関係者が集まりやすくなり、社会課題に対する理解と共感が深まることを目指します。
施設の概要と各フロアの機能
「Glass Rock」は、約890㎡の広さを持ち、地上4階と地下1階から成っています。
- - Partners Lounge(4階):法人メンバー専用で、約100社300名が利用可能。オープンスペースやバーカウンターがあり、日常的な対話やワークショップが行われます。
- - Members Lounge(地下1階):すべての会員に開放されたラウンジ。キッチンや防音スタジオも完備し、セミナーや音声コンテンツ収録などの活動が行えます。
- - Gallery(地下1階):社会課題をテーマにした展示スペース。来場者は「明日からできる小さな一歩」に投票することで、社会へのアクションを促進します。
「未来思考」を育むプログラム
今後、様々なプログラムが提供され、「未来思考」の力や対話・共働の力を育むことを目的としています。企業や省庁、NPOなどとの共同ワークショップや、未来のビジョンを議論する「X Roadmaps」などが予定されています。これにより、参加者は具体的なアクションプランを模索し、過去の知識を活かした未来のビジョンを描くことができます。
未来を見据えた共創の場
「Glass Rock」は、社会課題への挑戦をサポートするために設計された施設です。代表取締役の曽我浩太郎氏は、「1年中、SXSWのような体験ができる施設」としてのイメージを持っており、多様なセクターの人々が集まり、未来に向けた対話と実践を行えることの重要性を強調しています。100年後の未来に向けた課題提起や理想の未来像を描くための共創の機会を提供し、持続可能な社会を実現するための新たなアプローチが期待されています。
以上のように、虎ノ門ヒルズに誕生した「Glass Rock」は、社会課題解決を目的とした新しい形のコミュニティ拠点として、その活動から目が離せません。この場での交流と学びを通じて、未来の社会をより良くしていくことが求められています。