AI時代に必要な「問う力」と「対話力」を育む
現代社会では、AI技術の進化と共に、新しい知識やスキルが求められています。そこで重要なのが「問う力」と「対話力」です。こうしたスキルを育むための新たな学習ツール「ほんのれん」が登場しました。「ほんのれん」は、株式会社編集工学研究所と丸善雄松堂株式会社が共同開発したプログラムで、2023年に全国で導入が始まりました。2025年10月からはオンデマンド購買モデルにリニューアルし、企業や教育機関に向けたワークショッププランが提供されます。
「ほんのれん」とは何か?
「ほんのれん」は、「問い」と「本」を中心にして対話を促進し、新たな気づきを生むことを目的とした「読書対話」プログラムです。プログラムは、主に企業、学校、自治体で活用され、コミュニケーションや学びの場を豊かにします。このプログラムの名は、「本の連」に由来しており、参加者同士が本を媒介にしてつながり、新しい文化を生み出すことを目指しています。
ワークショップの特徴
「ほんのれん」には「旬感ノート」というワークショップ用ツールがあります。このノートには、30種類以上のテーマが用意されており、参加者は興味のある「問い」を選んで対話を進めることができます。「ほんのれん」というツールを使用することで、企業のコミュニケーションの円滑化や学校での探究型学習の教材としての利用が期待されます。
実際の活用シーン
1.
企業での活用 では、対話を生むための場として利用され、社員同士の交流を深めるコミュニティスペースの創出に役立っています。
2.
学校での導入 は、中高生の探究型学習の教材として利用されたり、大学のラーニングコモンズでの学生間交流を促進する場として使われています。
3.
地域の活性化では、公共図書館での市民向けプログラムとして提案され、地域住民のつながりを深める一助となっています。
学びを深めるための道具として
このプログラムは、参加者が興味を持つテーマや問いを選べるため、非常に柔軟に対応できます。「ほんのれん旬感ノート」には、本を通じた思想の連鎖を促進するワークシートページがあり、書き込みながら思考を深めることができます。こちらを活用することで、気軽にワークショップを実施できる環境が整います。
「ほんのれん」で培える力
「ほんのれん」は、以下のような能力を育成します。
- - 問う力、問いを発見する力
- - 情報を整理し、思考を深める力
- - 対話力(傾聴力、伝達力)
- - 他者を理解し、協働する力
このプログラムを導入した企業の声からは、「対面でのコミュニケーションを増やし、同僚の新たな一面を知るきっかけになった」という感想が寄せられています。ワークショップを通じて参加者同士の距離が縮まることを実感する声が多く、より良いコミュニケーション職場環境の形成が見込まれます。
地域教育機関向け体験会開催
教育現場での「ほんのれん」の活用を促進するため、株式会社編集工学研究所は、河合塾グループと提携し、無料の体験会を東京、大阪、福岡で開催することが決まりました。参加者は実際にワークショップに参加し、プログラムの効果を体験することができます。
参加を希望する教育機関関係者には、必見のイベントです。2025年10月からは、全国3ヵ所で無料体験会が行われますので、お見逃しなく!
まとめ
「ほんのれん」は、問う力と対話力を育むための新たな学びのツールです。これからの時代に求められるスキルを身限るために、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。自身の思考を深めるだけでなく、人とのつながりを深めることができるプログラムとして、多くの人々に支持されていくでしょう。