国際女性史月間の特別企画:ショートフィルム特集が始まる
3月は国際女性史月間。この期間に合わせ、ショートフィルム専門のオンラインシアター「ブリリア ショートショートシアター オンライン(BSSTO)」が、女性の多様な生き方を題材にしたショートフィルム特集を配信開始しました。国際女性デーの起源を踏まえ、歴史の中での女性たちの貢献や活動に焦点を当てた映像作品ばかり。特に注目されるのは、フランス、イラン、イスラエル、ポーランドから選ばれた作品たちです。
1週目:『アイリーン・グレイの孤独(E FOR EILEEN)』
最初に配信されるのは、アイリーン・グレイというアイルランドの女性建築家を描いた作品です。彼女は、近代建築の巨匠ル・コルビジェと対立したことで知られ、映画は彼女が設計した海辺のヴィラ「E.1027」での出来事が描かれています。本作は、彼女の孤独感と、昔なじみの友人たちとの再会を通じて明らかになる過去の苦悩を巧みに表現しています。
2週目:『制服の下の私(Our Uniform)』
次に配信されるのは、イラン発のアニメーション作品『制服の下の私』です。監督はYegane Moghaddam。この短編は、幼い子供たちに厳格な服装の慣習が課される社会を風刺します。主人公が学生時代の思い出をたどる過程を通じて、観客に深いメッセージを伝えます。
3週目:『エリシャの手紙(More than Friends)』
続いては、イスラエルのドラマ『エリシャの手紙』が登場します。風変りなレズビアンの母親の視点から描かれる物語は、11歳の息子の成長と彼の内面の葛藤を掘り下げます。母の愛と社会の偏見、そして息子の自由を求める姿が心に響きます。
4週目:『マグダ(MAGDA)』
最終週には、ポーランドのアニメーション作品『マグダ』が配信されます。舞台は1939年、ドイツ軍の侵攻を受けたポーランド。15歳の少女マグダがレジスタンスに参加する姿が描かれ、彼女の強さと勇気が印象的です。彼女の奮闘は、戦争の悲劇と希望を映し出します。
この特集は、女性たちの多様な生き方に触れ、感動や共感を呼び起こすことでしょう。人生の中の新たな価値観を発見する絶好の機会です。ぜひ、これらのショートフィルムを体験し、彼女たちの物語に触れてみてください。
BSSTOについて
「ブリリア ショートショートシアター オンライン」は、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」が厳選したショートフィルムを毎週水曜日に配信しています。簡単な会員登録で12作品ほどが常時無料で視聴可能。短編映画を通じて、人の優しさや強さを感じ、日常に息づく映画の魅力を楽しんでいただけるオンラインシアターです。