パナソニックの特許調査支援サービスが進化
パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社(本社:東京都)は、30年以上にわたり特許調査支援サービス「PatentSQUARE」を開発・改善してきました。この度、特許調査支援サービスの新しいバージョンとして、知財情報をグローバルに分析・可視化する「知財BIダッシュボード」機能が強化されました。これにより、外国文献を含む特許情報の活用が可能になり、企業の知財戦略の高度化に寄与します。
知財BIダッシュボードでできること
新たに提供される「知財BIダッシュボード」機能は、国内外の特許情報を一つのプラットフォームで分析できることが特長です。企業の競争力を高めるためには、技術や開発のトレンドを把握し、自社の戦略に活用することが重要です。本機能の導入により、企業は特許情報を使った意思決定がスムーズになり、迅速に市場の変化に対応できるようになります。特に、新規市場や競合調査を行う上での強力なツールとして期待されています。
機能強化の具体的内容
特に注目すべきは、外国文献の分析が可能となったことです。この機能では、企業は出願の注力領域を特定し、競合他社の出願動向や技術の成長性などを分析するための多様なテンプレートを利用できます。これによりわざわざ時間をかけてデータを収集する必要がなくなり、即座にインサイトを得ることができるのです。たとえば、ディスプレイで閲覧しながら試行錯誤しつつ、分析を進めることができます。
1.
目的別のテンプレート: 新たに追加されたテンプレートにより、目的に応じた情報を簡単に取得できます。「出願を注力すべき領域」、「技術の成長性予測」等、色々な視点でデータを可視化しやすくなっています。
2.
スムーズな集計とグラフ再描画: 出願単位やFamily単位での情報分析も容易に行え、グラフの再描画も迅速に行えるため、ストレスを感じることなくデータ処理が実現します。これは知財担当者にとって大きなメリットと言えるでしょう。
3.
ワンストップでの分析: 国内外の特許情報を一つのツールで網羅できるため、他のサービスとの連携を気にせず、最大100万件までの特許情報を一挙に分析可能です。これにより、グローバルな視点での詳細な特許調査を行えるようになります。
展示会出展の予定
パナソニックは、2025年9月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催される「2025 知財・情報フェア&コンファレンス」に出展します。この機会に「知財BIダッシュボード」を含む「PatentSQUARE」の全貌を紹介する予定です。業界の最新トレンドに触れる良い機会ですので、ぜひお立ち寄りください。
まとめ
今後もパナソニックは、AIやICT技術を駆使した新しいサービスの開発に取り組み、企業の特許情報活用を支援していく方針です。「PatentSQUARE」は、特許調査を効率的に行いたい全ての企業にとって、有力なパートナーとなるでしょう。情報技術と現場の知見を融合させ、皆さまのビジネスをさらに強力にサポートします。ぜひこの機会に、特許調査の新たな一歩を踏み出してみてください。