NECとNewNormDesignの新しい挑戦
東京都が主催する「Global CityTech Bridge」の資源循環プロジェクトに、NECとNewNormDesignが参加することが発表されました。このプロジェクトは、CityTechのイノベーション創出を目的としており、スタートアップ企業との連携を通じて社会実装を目指しています。特に注目したいのは、両社が進める資源循環プロジェクトです。
資源循環プロジェクトの内容
新たに展開されるネットワーキングマップは、NewNormDesignが開発したサステナブルな建築資材プラットフォーム「Matinno」を基盤とし、リサイクル拠点と再利用可能な材料を結びつけるものです。これにより、建設業界を含む多様な業界で発生する廃棄物の削減や埋立量の軽減が図られ、循環型経済の推進が期待されます。
目指すべき未来
NECは「NEC 2030VISION」に基づき、「地球と共生して未来を守る」をテーマに持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。気候変動への対策や水リスク管理、再生可能資源の利用促進などを通じて、業務活動の環境負荷を低減する努力を続けています。
一方、NewNormDesignは持続可能なデザインを提供する建築デザイン事務所として、2020年に設立されました。彼らのアプローチは、単なる空間デザインにとどまらず、プロジェクトの長期的な発展も考慮し、美しさや機能性、サステナビリティを含むさまざまな要素を大切にしています。
Matinnoの役割と機能
Matinnoは、サステナブルな建築資材のライブラリー機能や余剰資材情報を共有するプラットフォームです。これにより、ユーザーはリサイクルや再利用を促進し、建設現場や製造過程でのCO2排出量を削減することを目的としています。
今後、NECとNewNormDesignはデータ活用を通じて資源循環を促進し、持続可能な新たな経済システムを創出することを目指しています。また、動静脈産業間でのデータ連携を実現し、再生材の利用が拡大していくことが期待されています。
さらなる展望
2025年に開催される脱炭素経営EXPOへの出展も決まっており、新しいビジョンが広がる中で、両社がどのような成果を生み出していくのか注目です。持続可能な社会を実現するための一歩として、この取り組みは大きな意義を持つといえるでしょう。今後もNECとNewNormDesignの動向に目が離せません。
詳しい情報はそれぞれの公式ウェブサイトを参照してください。NECの取り組きについては
こちら、NewNormDesignについては
こちらをご覧ください。