GeNiE株式会社、東京金融賞2024で3位受賞
GeNiE株式会社は、東京都主催の「東京金融賞2024 金融イノベーション部門」において見事第3位を受賞しました。この賞は、金融技術を活用して都民や社会課題を解決するアイデアを表彰するもので、今回の受賞はGeNiEが進めるエンベデッド・レンディングの取り組みに対する評価と言えるでしょう。
エンベデッド・ファイナンスの新たな潮流
GeNiEはアコム株式会社の子会社として、レンディング領域に特化したエンベデッド・ファイナンスを推進しています。エンベデッド・ファイナンスとは、企業が自身の提供するサービスに金融機能を組み込んで提供する仕組みです。GeNiEが提案する「マネーのランプ」は、2024年6月から事業会社が自社のサービスにレンディング機能を簡単に加えられるよう支援するものです。
このサービスは、事業の新たな収益源を開拓するためのツールとして注目されています。特に、フリーランスや個人事業主がこれまで金融サービスを利用する際に直面していた難しさや制限を打破する可能性を持っています。
フリーランス支援への取り組み
GeNiEの受賞内容は、フリーランスや個人事業主に特化した金融サービスの整備提案に焦点を当てています。従来、フリーランスは与信審査が厳しく、融資を受けることが難しかったという現実がありました。その背景には、金融機関がフリーランス個々の取引履歴を把握するのが難しいという問題があるためです。これを解決するために、GeNiEは新しい与信モデルの構築を目指しています。
このモデルが確立されれば、フリーランスの人々は与信枠の拡充や金利優遇を享受できるよう期待されており、金融サービスのアクセスが広がることになるでしょう。GeNiEは引き続きこのウエブとアプリを通じて、フリーランスにとっての金融包摂の実現を目指していきます。
東京金融賞とは
東京都は、サステナブルな社会を実現するために、ビジネスプランコンペティション「東京金融賞」を開催しています。この賞は、金融のイノベーションを促進し、持続可能な社会の実現に寄与する取り組みを評価するものです。GeNiEの受賞は、その取り組みが評価された結果であり、今後の金融サービスの展開に期待が寄せられています。
「マネーのランプ」の革新性
「マネーのランプ」は、事業会社が短期間でレンディング機能を導入できる点が最大の魅力です。初期投資を抑えつつ、わずか2か月でサービスを提供開始できるため、事業会社は早期の収益化を実現できます。これにより、エンドユーザーは自分が普段利用しているアプリやサイト内で、シームレスにレンディングサービスを受けることが可能となります。
GeNiEの取り組みは、顧客の資金ニーズに応じた金融サービスの迅速な提供を実現し、顧客体験の向上にも寄与しています。今後もGeNiEは、フリーランスを支える新しい金融サービスの開発に力を入れ、業界に革新をもたらしていくことでしょう。
会社概要
GeNiE株式会社は、東京都中央区に本社を置き、アコムの100%出資を受けるフィンテック企業です。消費者金融のリーディングカンパニーとして、革新的な金融サービスを次々と展開し、業界をリードしています。今後もGeNiEの動向から目が離せません。