3.11チャリティコンサート
2025-03-14 09:21:20

音楽界が集結!3.11チャリティコンサートの感動を振り返る

第12回「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサート



2025年3月11日、サントリーホールにて開催された「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサートは、今春で12回目を迎えました。このコンサートは、2011年の東日本大震災を受けて発足し、以来多くのアーティストが無償で参加、寄付を募るための特別なイベントです。

入場は無料ですが、参加者は一人につき1万円以上の寄付を行うことで、震災の遺児を支援する資金を集めています。アーティストとオーケストラメンバーはボランティアとして参加し、サントリーホールも無償で貸し出されています。今回の収益は全て「公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構(3.11塾)」を通じて恵まれない子供たちを支援するのに使われます。

開演前の挨拶



公演に先立ち、主催者の三枝成彰氏は「皆さんご参加いただき感謝しています。今年も14年間、アーティストの皆さんに無償で出演していただいていることをお詫びしますが、寄付金全額を必要な支援先に届けています。多くの子供たちが良い教育を受け、夢を叶えています」と述べ、湯川れい子氏も「最初の頃はアーティストの皆さんに寄付をお願いしていましたが、本当に多くの方々の協力があってここまで来ました」と感謝の意を示しました。コシノジュンコ氏と林真理子氏もそれぞれ感慨深い思いを語りました。

出演アーティストの熱いパフォーマンス



コンサートには、池畑慎之介(ピーター)、神野美伽、小林幸子、松本伊代といった多彩なアーティストが参加。彼らの音楽パフォーマンスは、会場の観客を魅了しました。特に池畑は初参加ということで「最善を尽くしたい」と意気込む姿勢を見せ、神野は3度目の参加となりますが「この場で歌えることが特別です」と喜びました。

コンサートの内容も多岐に渡り、クラシックからジャズ、アニメソングまでが披露されました。樋口達哉の「オー・ソーレ・ミオ」から始まり、桜井万祐子が力強く歌う「ハバネラ」を聴いた後、市原愛による「カディスの娘たち」が続きました。また、初参加の森口博子はアニメ映画『機動戦士ガンダムF91』のテーマ曲を情感たっぷりに歌い上げ、この日だけの特別な感動が広がりました。

参加者たちの思いとエピソード



コンサートの真ん中、内山基氏が支援の感謝と自らの夢を語り、聴衆は心を打たれました。音楽の力を感じる瞬間が多く、多彩な演出とともに、各アーティストがそれぞれのスタイルで観客に愛を伝えました。

特に、氷川きよしが「白雲の城」を歌うと、観客の心が1つになり拍手の渦が広がります。小林幸子は華やかな衣装で「千本桜」を歌い上げると、客席は全員で手拍子し共演するかのような一体感が生まれました。

結果と今後の展望



そして、コンサートは約3時間にわたり、無事終了。集まった寄付金額は2112万4505円に達しました。この額は、次回の2026年3月11日に向けた新たな支援活動に活用されることでしょう。主催者は、また皆さんが足を運んでくれることを願っています。

公式ホームページでの情報も是非ご確認ください。公式サイトはこちら

このように、音楽界が集まることで、震災遺児への手を差し伸べる素晴らしいイベントとなりました。次回も期待がかかります。


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