Angel Bridgeが新たに設立した260億円の3号ファンドとは
独立系ベンチャーキャピタル(VC)であるAngel Bridge株式会社が、250億円に上る「Angel Bridge Unicorn Fund3号」を設立しました。このファンドの目的は、日本から世界に羽ばたくメガベンチャーを生み出すこと。そのために、大手機関投資家や地方銀行の支援を受けながら、日本の産業を活性化するためのビジョンを持っています。
3号ファンドの運用内容とミッション
エンジェルブリッジは、「資金を正しく投下し、正しく働かせ、日本発のメガベンチャーを生み出す」という強いミッションを掲げています。この目的のもと、これまでに48社に総額122億円を投資し、ITサービスや大学発ベンチャー、ディープテックなど、幅広い分野をターゲットにしています。これにより、日本の経済成長に寄与することを目指しています。
1号ファンドと2号ファンドの成果を踏襲し、3号ファンドでは新たに成長企業にも焦点を当て、投資機会を拡大しています。特に、シードからミドルステージまで幅広く投資の機会を捉えます。
投資戦略と対象領域
3号ファンドでは、ITサービスに約70%、大学発ベンチャーおよびディープテックには30%の投資配分を見込んでいます。ITサービスでは市場のニーズに応じたプラットフォームやSaaSを展開し、大学発ベンチャーでは、アカデミアの持つ高度な技術を活用したスタートアップを対象にしています。
また、初回投資額は3000万円から2億円まで、累計で最大50億円を見込んでいます。このファンドの主目的は、高い成長が見込める企業を支援し、将来的にはIPOを目指す企業との出会いを生み出すことです。
LP(リミテッドパートナー)出資者と地域貢献
3号ファンドは、大手機関投資家からの出資比率が9割以上で、地方銀行との連携も強化しています。このアプローチにより、地域の課題解決に向かう取り組みを推進することが期待されています。地方銀行との協力を通じて、スタートアップとのマッチングイベントや勉強会の開催を予定しており、これにより地方経済の活性化に貢献したいと考えています。
LP出資者の期待の声
出資者からは、エンジェルブリッジの強みとして、「再現性」と「専門性」が求められています。特に、PEファンドからのアプローチを採用することで、モデルを再現可能にし、信頼性のある投資を実現しています。今後、日本のVC業界の発展に寄与する存在になることが期待されています。
まとめ
Angel Bridgeの「Unicorn Fund3号」は、日本のスタートアップシーンを新たな高みに引き上げるための重要なステップです。投資家と地域社会、さらには起業家が互いに利益を得るWIN-WINのエコシステムを築くことを目指し、これからの展開に大いに目が離せません。今後の動きにも注目です。