女性活躍推進プロジェクト
2025-08-29 15:56:18

営業職における女性活躍を促進する新たなプロジェクトが始動

営業職における女性活躍を促進する新プロジェクト



近年、社会における女性の活躍が少しずつ広まってきていますが、依然として多くの課題が残っています。このたび、ENEOS株式会社をはじめとする株式会社電通、日本航空株式会社、日本マクドナルド株式会社、富士フイルムホールディングス株式会社、三井不動産株式会社の6社が共同で、「働きやすさNEXTプロジェクト」を立ち上げることが発表されました。このプロジェクトは、営業職に従事する女性の活躍を促進し、女性管理職の比率を向上させることを目的としています。

背景と目的



現在、課長相当職以上の管理職に占める女性の割合はわずか13.1%にとどまっています。営業職の役割は、突発的な顧客対応を求められることが多く、特に女性にとっては多くの困難が待ち受けています。既存の働く環境には、「働く女性のロールモデルが少ない」「家庭との両立が難しい」といった固定観念が根強く、これが女性の営業職への挑戦や職務の継続を妨げています。他の業界も同様の状況に直面していますが、企業が個別に対策を施すには限界があるのが現実です。

このような背景から、異なる業界に属する企業が協力し、知見を出し合うことが必要だと考えられました。6社は以前より対話を重ね、営業職における女性活躍の推進について共通の課題意識を持つようになりました。その結果、本プロジェクトが立ち上げられました。

プロジェクトの具体的な取り組み



プロジェクトは、各社の女性営業職社員を中心に、男性営業職社員や経営層も巻き込んだ形で進められます。「働きやすさNEXTプロジェクト」は、定期的なワークショップやアンケート調査などを通じて具体的な施策の策定や、課題の可視化に取り組む予定です。特に生成AIを活用しながら、営業職の女性が直面する特有の課題を抽出し、解決策を模索します。

これらの取り組みは2025年度内を目途に、女性営業職の特有の課題とその解決案を整理した提言として公表される予定です。各社は、それぞれの環境に応じた施策を考案し、営業職に対する固定観念を見直すことに取り組みます。

期待される成果と展望



このプロジェクトの目的は、女性が営業職で働く環境を整えることにとどまらず、女性社員の管理職就任に対するモチベーションを高め、女性管理職の比率を引き上げることにもあります。6社は今後も、営業職における女性活躍の新たなモデルを提示し、誰もが能力を発揮できる働きやすい環境の実現に向けた取り組みを続けていく所存です。

女性が活躍する営業職の未来に向けて、一歩踏み出したこのプロジェクトの進展が期待されます。


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