東京産農産物の流通事業者を募集中
東京都では、東京産の農産物を取り扱う流通事業者の募集を開始しました。都内では、直売所を通じて販売されることが多いため、特に農地がない都市部では流通が限られています。この課題を解決するため、東京都は流通事業者の取り組みを支援し、より多くの消費者に東京の新鮮な農産物を届けることを目指しています。
募集の背景
近年、東京の都市部でも地元産の新鮮な食材に対する需要が高まっています。このため、東京都は流通量の増加を図るために、様々な取り組みを行っています。特に、低コスト物流を実現するためにデジタル技術を活用する方針を打ち出しました。これにより、流通事業者は厳しい物流環境の中でも取引量を増加させることが期待されています。
事業内容と支援内容
この募集対象となるのは、東京産農産物の仕入れを行い、都内の小売店や飲食店に納入する新たな事業に取り組む民間企業です。具体的には、企業だけでなく、社団法人やNPO法人、協同組合なども対象となります。
昨年度の支援事例
- - 一流ホテルやレストラン向けに生産者を交えた商談会を開催し、新たな仕入先の開拓を支援。
- - 都心部のスーパーマーケットへの取引拡大を実現し、多摩地域の生産者との集荷ネットワークを構築。
このような支援を受け、多くの企業が具体的な成果を上げています。例えば、定松中野マルイ店(中野区)やツカサ商店根津店(文京区)など、成果事例が続出しています。
補助内容
支援される内容には、販路開拓にかかる経費(コンサルタント費用、商談に関するPR費用、パンフレットの印刷費など)や、新たな集荷に必要な経費(コンテナの購入、荷捌き場所の使用料、人件費など)が含まれます。さらに、低コスト物流のためのデジタル技術を活用するための経費も補助対象となります。具体的には、
- - 初年度:補助率は3分の2まで。
- - 2年目:補助率は2分の1まで。
- - 3年目:補助率は3分の1まで。
また、補助金の上限は1,000万円、下限は100万円となります。事業計画には、仕入先、販売先、取り扱い数量の増加、SNS等での情報発信などが求められます。
募集期間と申請方法
募集期間は、令和8年4月9日(木曜日)から5月1日(金曜日)までで、郵送必着です。申請にあたっては、事前相談が必要ですので、必ず東京都の産業労働局の公式サイトを確認してください。
この取り組みは、2050年に向けた「持続可能な農林水産業の確立」を目指す「2050東京戦略」の一環でもあり、多くの事業者の皆様のご応募を心よりお待ちしています。新しい流通の形を共に作っていきましょう。
お問い合わせ先
- - 産業労働局農林水産部食料安全課
- - 電話: 03-5320-4882
東京の未来を共に切り拓くこの機会、ぜひご活用ください。