新たな映像制作のカタチ「スマートバーチャルプロダクション」
映像業界が急速に進化する中、株式会社TREE Digital Studioが始めた新プロジェクト「スマートバーチャルプロダクション」。このプロジェクトは、業界の多様化するニーズに応えるために、ソニーピーシーエルとの協力のもと、横浜・イエロースタジオに期間限定のVP(バーチャルプロダクション)スタジオを設立したものです。
なぜ今、バーチャルプロダクションなのか?
近年、映画やCM、ミュージックビデオにおいても、VPが広く利用されるようになりました。しかし、特に小規模な案件や部分的なVP撮影のニーズは高まっているものの、対応できるスタジオは限られていました。そのため、これまで大規模なスタジオでの高コストな撮影が主流となっていたのです。
そこで、TREE Digital Studioは、効率的で柔軟なVPスタジオのあり方を追求。必要最小限の設備で最大限のパフォーマンスを発揮するために、ハイクオリティなVFX技術を生かしたスタジオ環境を実現しました。
スマートVPステージのポイント
新たに開設された「スマートVPステージ」は、以下の特徴を持っています。
1.
最先端の設備: ソニーの製品を中心に、360°カメラカーや高精度なLEDパネルを使用した映像制作が可能です。
2.
柔軟な対応: 少人数のキャストによる寄りショットやスチール撮影も対応しており、短時間の撮影でも高品質な結果を得ることができます。
3.
経済的な選択肢: 制作予算に応じて、柔軟にVPを選択できる環境を整えており、これまでにない速度と表現力で制作を進められます。
クリエイティブの自由度を広げる
このプロジェクトでは、TREE VFXが提供する効率的かつ一貫したワークフローとソニーPCLの豊富な知見を融合させています。これにより、制作環境がどのようなプロジェクトにも適応できるようになります。
今後、映像制作の新たなビジネスモデルとして、VFX技術をもっと身近に、クリエイティブな表現の幅を広げられることでしょう。また、このプロジェクトを通じて、多様化する制作ニーズに応えるだけでなく、クリエイターたちに新しいチャンスを提供できることを目指しています。
スタジオの詳細
- - スタジオ名: スマートVPステージ
- - 場所: 神奈川県横浜市都筑区高山18-25 イエロースタジオ Bスタジオ
- - 設備一覧:
- LEDパネル: ソニー製 Crystal LED VERONA
- カメラ: ソニー製 Cinema Lineカメラ『FX9』
- カメラトラッキングシステム: stYpe製 RedSpyなど
株式会社TREE Digital Studioの取り組み
TREE Digital Studioは、映像コンテンツ制作を主体に、CGやインタラクティブコンテンツなど多様な分野で活動しています。2023年には新チーム「TREE VFX」を立ち上げ、全工程を自社で一貫して提供することで、高品質なコンテンツ制作を実現しています。これからも映像制作の最前線で新たな挑戦を続けていくことでしょう。
お問い合わせ
本プロジェクトに関する詳細やお問い合わせは、
株式会社TREE Digital Studioの公式サイトからご覧ください。