タオルを贈る運動が39回目のスタート
パルシステム連合会が1985年から続けている「タオルを贈る運動」が2025年1月に39回目を迎えます。今年も、利用者から酪農生産者へのタオルとメッセージを募る取り組みが行われます。1月24日までの期間、宅配を通じて未使用のタオルを回収し、牛乳の生産に貢献します。
「タオルを贈る運動」の背景
酪農家の多くは、搾乳の際に牛の乳房の清拭や、牛舎、搾乳機械の清掃のために大量のタオルを利用しています。かつては家庭で使わなくなった未使用タオルがたくさんありましたが、現在はそのような資源が減少しています。この現状を背景に、パルシステムは「未利用資源」を活かして良質な生乳の生産を後押しする活動を開始しました。これは単にタオルを寄贈するだけでなく、生産者への応援メッセージも届けることで、地域間の連携を強める活動でもあります。
タオルの寄贈で生乳生産を支える
これまでに利用者から寄せられたタオルは、累計約270万枚に達し、牛乳の産直産地に寄贈されています。主な産地には、北海道の「こんせん72牛乳」、埼玉県や茨城県の「酪農家の牛乳」、そして岩手県の「いわて奥中山高原の低温殺菌牛乳」が含まれています。2024年の呼びかけでは、67,017枚のタオルと3,110通のメッセージが集まりました。
呼びかけの内容
2025年の寄贈期間は1月13日から24日までの期間、配送とともに回収を行います。この期間中に未使用のタオルを寄贈することができます。また、未使用のタオルがない方には、募金での参加も歓迎しています。これにより、酪農家を支えるための様々な方法での参加を促します。
持続可能な生乳生産の目指す道
パルシステムの牛乳は、72℃から75℃で低温殺菌するパスチャライズ製法を採用しており、生乳本来の風味を大切にしています。この製法には、細菌数が少ない高品質の生乳が欠かせません。パルシステムは今後も、消費者の力を活かし、国内の持続可能な牛乳生産を支援していく方針です。
最後に
「タオルを贈る運動」を通じて、地域の酪農生産者を応援し、良質な牛乳作りに貢献できるこの機会をぜひお見逃しなく。この取り組みは、パルシステムだけでなく、私たち一人一人が地域とつながるための素晴らしい機会です。ぜひ、未使用タオルや募金での参加を通じて、持続可能な社会の実現に向けて一緒に取り組んでいきましょう。