キユーピーの食育活動、2025年度を総括
キユーピー株式会社は、2025年度(2024年12月〜2025年11月)における食育活動の成果を発表しました。企業が掲げるビジョン「子どもの笑顔のサポーター」をもとに、子どもたちに食の楽しさを伝える取り組みを行い、総参加者数は約60万人に達しました。これにより、2019年度からの累計で接した子どもたちの笑顔は、約100万人を目指す目標の達成に向けて大きく前進しました。
食育を通じた楽しい体験
キユーピーは、1961年から「オープンキッチン」として工場見学を行い、食に関するさまざまな体験型の食育活動を続けています。特に2025年には、キユーピー マヨネーズの発売100周年を祝うイベント「World Mayo Kitchen」が全国7都市で開催され、子ども向けのワークショップも行われました。この中では、マヨネーズがどのように作られるのかを学ぶためのゲームアプリ「ごっこランド」や、家庭で使っている調味料を使ってオリジナルのまぜマヨを作る体験が多くの子どもたちに好評でした。
弊社の工場見学とピーマンチャレンジ
また、全国の工場や見学施設「マヨテラス」での見学者数は73,468人に上り、うち子どもたちは25,799人を占めました。ここでは、野菜をもっと好きになってもらいたいとの思いで継続した「ピーマンチャレンジ」を実施しました。これは、子どもたちに実際に野菜を使った料理を体験してもらい、食への理解を深めるものです。
出前授業と講演会
キユーピーは、食育活動の一環として、マヨネーズ教室やSDGs教室を全国の小学校で実施しました。講師として社内認定資格「マヨスター」を持つ社員が訪問し、食の大切さや楽しさを伝える授業を行い、参加者は合計8,854人に上りました。中でも、社長の髙宮氏が自身の母校で実施したマヨネーズ教室では、子どもたちが手作りマヨネーズを体験し、「苦手な野菜が食べられた!」との声が多く上がりました。
さらに、1984年から続く講演会も117件実施し、食生活や健康に関する正しい情報提供にも努めています。
SHIBUYA Urban Farming Project
都市における食農体験を提供する「SHIBUYA Urban Farming Project」も実施され、渋谷区の小学校で都市農業をテーマにしたプログラムが始まりました。これにより、子どもたちは野菜の栽培から料理の企画まで多様な学びを体験し、持続可能な社会の一員としての意識を育くむことを目指しています。
今後の展望
キユーピーは引き続き、「子どもの笑顔のサポーター」として、さまざまな食育活動を通じて子どもたちが食に親しむ機会を提供していきます。子どもたちの笑顔が10年後、20年後の未来に続くよう、今後も活動を継続していく所存です。