持続可能な農業の形、旭市での公開確認会の様子
千葉県旭市で、生活協同組合パルシステム千葉が主催する「公開確認会」が開催され、地元の生産者と消費者が直接対話する貴重な機会となりました。これは、地域の農作物の栽培履歴や生産基準を確認する場で、農業の持続可能性や透明性を強化するための重要な活動です。
サンドファーム旭の取り組み
この会は、有限会社サンドファーム旭によるもので、同社は地元の特性を活かしたハウス栽培で、化学合成農薬を最小限に抑えてミニトマトやキュウリを生産しています。取締役の斉藤雅通さんは、やりがいを感じる農業の意義や後継者育成の重要性について語り、その中での工夫や努力を披露しました。
ハウス栽培は高さ5.5メートルにおよび、三重のビニールで高温から植物を守る工夫が施されています。日照条件を最適化するためのワイヤー吊りによる栽培法も取り入れ、一年を通して安定した収穫が可能となっています。さらに、ネコブセンチュウという害虫からの被害を防ぐため、培土にはヤシガラを用い、その後は他の畑に還元するなど、地域内の資源循環にも積極的です。
公開確認会の進行
イベントでは、参加者76名がサンドファームのハウス内を訪れ、生産現場を直接確認しました。参加者は農薬や肥料の管理状態、栽培記録の帳票類をチェックし、監査人資格を持つ利用者との意見交換もありました。農業の透明性を確保し、消費者と生産者の双方が納得できる基準に基づいて生産が行われています。
「赤ちゃんのように愛情を注いで育てられたミニトマトを見て、安心感が増しました」といった、参加者からは感謝の声も多数上がりました。生産者と消費者が協力し合い、透明性のあるプロセスを共有する姿勢が強調されました。
地域資源の循環型農業
サンドファーム旭は、旭市との協力のもとで、耕作放棄地を利用した飼料用米の栽培も行っています。この飼料用米を近くの養豚場に供給し、その豚糞を水田に戻すことで、地域内の資源を循環させています。これは20年以上続く取り組みで、地域の環境保全にも寄与しています。また、こうして育てられた豚は「パルシステム千葉のこめ豚」として県内に届けられ、地産地消の推進に繋がっています。
まとめ
パルシステム千葉は、今後も生産者と消費者のつながりを大切にし、地域資源の循環をサポートした持続可能な農業の発展を見据えています。旭市の活動は、その一環としてモデルケースとなるでしょう。
さらに詳しい情報は、生活協同組合パルシステム千葉の
公式サイトでご覧ください。