カッパ・クリエイトが新たにリモート診療所を導入し健康経営を強化
カッパ・クリエイト株式会社、横浜市を本社とする飲食業界のリーダーは、健康経営の一環としてリモート企業内診療所「スマートワンヘルス」を導入しました。このサービスは、従業員が自分の健康を管理しやすくし、必要な医療にすぐにアクセスできる仕組みを提供します。
健康が企業の基盤
カッパ・クリエイトは、社是である「お客様の喜びが私たちの喜びです」を重んじ、全ての従業員がこの理念を実現することに力を入れています。その基盤には、従業員自身とその家族の健康が位置付けられています。メンタル疾患を含む健康問題を防ぐために、企業は従業員が長期にわたって活躍できる環境作りを進めているのです。
過去の取り組みとして、健康診断の100%実施やメンタルヘルスケアがありましたが、それでも「プレゼンティーズム」(健康問題による生産性低下)や「アブセンティーズム」(健康問題による欠勤)といった課題が依然として残っていました。特に、健康診断で「要精密検査」とされた従業員が、忙しさを理由に医療機関に行けないケースが目立っていました。
スマートワンヘルス導入の背景
リモート診療所「スマートワンヘルス」は、健康診断の結果を踏まえて、必要な医療へのアクセスをサポートする新しい試みです。オンライン診療を通じて、従業員が自宅や職場など、好きな場所で医療を受けられる環境を整えることが目的です。
このシステムを活用することで、従業員はより早く医療にアクセスできるようになり、健康問題の重症化を防ぎ、結果として企業全体の生産性向上にも寄与するでしょう。「スマートワンヘルス」は、健康診断後の受診勧奨から、オンライン診療までスムーズに実施することができます。
アブセンティーズムとプレゼンティーズムの解消へ
カッパ・クリエイトは、従業員が何らかの理由で長期的な休暇を取ることで生じる経済的損失にも注目しています。長期休暇による機会損失が最大2,000万円に達する可能性があると試算するなど、企業の経営にとっても深刻な問題です。この新しいリモート診療所によって、従業員の健康への早期介入が期待されています。
従業員が活躍できる環境の実現
「スマートワンヘルス」の導入は、従業員が安心して長く働ける環境を整備するための重要なステップです。これにより、企業の魅力が向上し人材の確保や定着にもつながるでしょう。結果として持続可能な成長の基盤をより強固にしていくことが目指されます。
企業情報
カッパ・クリエイト株式会社は、1973年に設立され、回転すしチェーンを展開するなど幅広い事業を展開しています。健康経営を実現するため、これからもメンタルとフィジカルの両面で見守り、従業員エンゲージメント向上に努める方針です。
まとめ
カッパ・クリエイトが実施する「スマートワンヘルス」の取り組みは、従業員の健康を第一に考え、企業全体のパフォーマンス向上を目指す重要なステップです。今後のエンタープライズの取り組みに注目です。