MagicPodが新機能『AIアサーション』を発表
株式会社MagicPodは、AIを活用したテスト自動化サービスである「MagicPod」に、生成AIによる新機能「AIアサーション」を追加したことを発表しました。この機能は、テストケース内で自然言語(日本語または英語)を用いて「どのような結果を期待するか」を簡単に記述することにより、AIが画面やテキストの内容を理解し、自動的に必要なチェックを行うというものです。
「AIアサーション」とは?
「AIアサーション」は、従来のロジックベースに依存した自動テストでは難しかった、より柔軟で人間の感覚に基づくチェックを実現します。具体的には、以下のような要素に対応できるのが特徴です。
1.
デザインの崩れ確認: ユーザーが見た目の整合性を保つために、デザインが正しく表示されているかを確認します。
2.
動的な内容の検証: 一覧やフィードのように変化しやすい情報の場合でも、安定したテストを行うことが可能です。
3.
データの整合性確認: 検索結果とその条件を理解し、データの関連性をチェックできます。
このように、「AIアサーション」を利用することにより、テスト自動化の範囲は大きく広がります。
信頼性の担保
「AIアサーション」によるチェックの結果は、AIの思考過程がログで確認できるため、その信頼性もしっかりと担保されています。さらに、独自の画像キャッシュ機能により生成AIの呼び出しを最小限に保つことで、安定性を高めています。
無料利用枠とクレジット制度
これまで生成AIを無制限で提供していた「MagicPod」ですが、新機能の導入に伴い、無料利用枠に上限を設け、上限を超えた場合は有料での利用が必要となります。2025年11月8日から運用が開始され、初回でも100クレジットが付与され、以降はプランに応じて毎月無料クレジットが付与される仕組みです。1クレジットの料金は100円(税別)で、利用例としては1画面のテスト手順作成が平均0.3クレジット、1回のAIアサーション実行が平均0.1クレジットとなります。
今後の機能強化
MagicPodでは、今後も生成AIの機能拡充を行う見込みです。特に期待されるのは、ユーザーの意図を理解した上でのテスト修復の精度向上や、外部AIエージェントとの連携などです。また、手作業で行っていたテスト手順書からの一括生成機能も実装予定で、これにより作業効率が大幅に向上することが期待されます。
まとめ
「MagicPod」は、テスト自動化の最前線を牽引する存在として、今後も企業ニーズに応えるべく進化を続けていきます。利用開始は簡単で、組織の管理者が管理画面から生成AI機能を有効化するだけで、すぐに使い始められます。正式な料金プランは公式ヘルプページで確認できるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
MagicPod公式サイト では、詳細な情報やコンセプト動画、導入事例も公開されています。テスト自動化の未来を一緒に体験してみましょう!