東京建物グループがカスタマーハラスメント対策を強化
東京建物株式会社は、2025年3月28日に「東京建物グループ カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定したことを発表しました。この新しい方針は、お客様第一の精神の下、企業の役職員と顧客の関係をより良くするためのものです。
カスタマーハラスメントの背景
東京建物グループは、創業以来、安田善次郎が掲げた「お客様第一」の精神を大切にし、まちづくりをはじめとする多様な事業を展開しています。この理念のもと、多くの事業を通じて地域社会やお客様のニーズに耳を傾け、誠実に対応してきました。しかし、時として一部のお客様からの不当な要求や行為、いわゆるカスタマーハラスメントに直面することがあります。これは、企業の業務や役職員等の就業環境を害するものであり、対策を講じる必要性が高まっています。
カスタマーハラスメントとは
カスタマーハラスメントは、顧客からのクレームや言動が社会通念上不相当なものであり、役職員の就業環境を悪化させる行為として定義されています。具体的には、以下のような行為が含まれます:
- - 身体的攻撃(暴行や傷害)
- - 精神的攻撃(脅迫や中傷)
- - 威圧的な言動
- - 土下座を要求する行為
- - 執拗で継続的な言動
- - 拘束的な行動
- - 差別的・性的な言動
- - 個人への攻撃や要求 など。
これらの行為は、役職員だけでなく、企業全体の調和をも著しく妨げるため、きちんとした対応が求められます。
基本方針の内容
東京建物グループはこの問題に対して、以下のような基本方針を決定しました:
1.
組織としての毅然とした対応:カスタマーハラスメントに対しては、役職員等を守るための組織的な対応が必要です。東京建物グループでは、警察や弁護士と連携し、適切に対処する体制を整えます。
2.
対応手順の整備:カスタマーハラスメントへの具体的な手順を整備し、役職員が今後直面することになるであろう問題に迅速に対応できるようサポートします。
3.
報告体制の構築:カスタマーハラスメントが発生した場合の相談・報告体制を整え、社内で情報を共有し合うことで問題解決へとつなげていきます。
4.
教育・研修の実施:役職員に対してカスタマーハラスメントに関する基本的な知識を提供し、意識向上を図るための研修も実施してまいります。
結論
東京建物グループは、これまでも多くの業務を通じてお客様に寄り添ってきた結果、重要なステップを踏み出しました。カスタマーハラスメント対策は、役職員等が安心して働ける環境を整えるための不可欠なものです。これにより、今後のサービス品質向上にもつながり、より魅力的な価値を地域社会に提供できることを目指しています。今後も東京建物グループの取り組みにご注目ください。