日本橋高島屋で開催される「今年の漢字」30周年記念展示
2025年11月5日(水)から11日(火)まで、日本橋高島屋にて「今年の漢字」30周年を祝う特別展示が行われます。これは、公益財団法人 日本漢字能力検定協会が主催し、平成から令和にかけての30年間を見つめ直す機会です。展示場所は、日本橋高島屋S.C.本館 1階の正面ホールと正面ウィンドーの6面です。この展示は、30年間にわたって選ばれてきた「今年の漢字」が、時代の世相をどう映し出しているのかをひも解くものとなっています。
漢字の魅力を感じる展示
毎年発表される「今年の漢字」は、その年の重大な出来事や流行、社会的な動向を反映した一文字です。特に1995年から始まったこのイベントは、年末の風物詩とも言えるもので、全国からの応募をもとに決まるため、多くの人々に親しまれています。これまでの漢字が選ばれた背景を知りながら、私たちの文化や歴史に触れることができる貴重な機会です。
展示の見どころ
特別展示のメインとなるのは、本館1階の正面ホールです。ここでは2005年に選ばれた「愛」と2011年の「絆」の大書が展示され、漢字の力強さを感じることができます。これらの漢字は、まさに人と人とのつながりを象徴するものであり、元気や希望を与えてくれる存在です。
さらに、本館では、京都・清水寺で森清範貫主が使用した実際の筆も展示され、漢字の誕生やその書き方にも触れることができます。来場者は、この素晴らしい筆とともに、その背後にある漢字の深い意味を感じることができるでしょう。
特別なコラボレーション企画
また、展示に合わせて日本橋高島屋と漢検協会のコラボ企画も実施されます。「日本橋高島屋S.C.本館 重要文化財漢字検定」として、特別なプリントが用意されており、会場で配布されるほか、漢検のホームページからもダウンロード可能です。これは漢字の知識を楽しみながら身につける良い機会です。
応募箱設置&漢字の日
展示期間中には、「今年の漢字」の応募箱も設置され、2025年の世相を表す漢字を皆さんにご応募いただけるようになっています。最も多く応募された漢字は、12月12日(金)に清水寺で発表され、12月12日は「漢字の日」として定められています。「いい字、一字」を毎年一つでも覚えてもらいたいという願いが込められています。
日本橋高島屋の文化的意義
日本橋高島屋は、1933年に建設され、2009年には百貨店建築初の重要文化財として認定されています。歴史あるこの建物が、30年間の漢字文化の集大成としての特別展示の舞台となることは、非常に意義深いものです。来場者は、この重要文化財の美しさと歴史を間近に感じながら、文化的な体験を楽しむことができます。
まとめ
日本橋高島屋での「今年の漢字」30周年記念特別展示は、ただ漢字を楽しむだけでなく、我々の文化や歴史を振り返る機会でもあります。ぜひこの機会に、漢字の魅力を再発見されてはいかがでしょうか。日本橋高島屋で、皆様のお越しをお待ちしております。