オリオンファーマ、日本市場での抗パーキンソン剤販売開始
2023年、オリオンファーマ・ジャパン株式会社が抗パーキンソン剤3品目の販売を開始しました。これには『スタレボ®配合錠L50』、『スタレボ®配合錠L100』、そして『コムタン®錠100mg』が含まれており、これらの製品は、フィンランドの親会社オリオンコーポレーションが開発し、世界中で使用されている薬剤です。
この新たな販売の展開は、日本市場の医療環境に大きな意味を持ちます。かつて、これらの製品はノバルティスファーマより販売されていましたが、2023年12月20日をもって承認がオリオンファーマに引き継がれました。これにより、オリオンファーマは医療機関への情報提供や疾患啓発活動など、関連するすべての業務を手がけることとなります。
期待される医療的貢献
オリオンファーマの社長である小川充則氏は、抗パーキンソン病治療薬の販売開始について、感慨深い思いを語ります。彼は「当社は、今年1月に日本法人を設立し、すでに市場に出ている製品と合わせて、これらの高品質な医薬品の販売ができることを非常に嬉しく思っております」と述べました。種々の医療従事者への信頼を築き、患者のウェルビーイングに寄与することが今後の目標です。
オリオンについて
オリオンコーポレーションは、100年以上にわたり人々の健康を支える活動を続けてきたフィンランドの製薬会社です。幅広いポートフォリオを有し、ヒト用および動物用の医薬品開発、製造、販売を行っています。同社の主な研究分野には、がん、疼痛、神経疾患、呼吸器疾患などがあり、さまざまな治療薬を市場に提供しています。
2023年度には、約11億9,000万ユーロの純売上を記録し、従業員は約3,600人に達しています。オリオンの株式はナスダック・ヘルシンキにも上場されています。
日本法人の設立と今後の展望
オリオンファーマ・ジャパンは、2024年1月にオリオンコーポレーションの100%子会社として設立されました。この新たな法人により、オリオンは日本国内での自社製品の販売を開始し、関連情報の提供や収集活動を行っていきます。
医療現場における持続的なサポートと患者の大利益を最大化するため、今後の活動に期待が高まります。オリオンファーマは、医療従事者とともに、より良い未来を築くための努力を続けていく所存です。医療の現場に貢献し、製品の安定供給も果たしていくことで信頼されるパートナーとなることを目指しています。
これからもオリオンファーマ・ジャパンの動向に注目していきましょう。