ASEMtechの資金調達
2025-06-02 06:28:21

ASEMtechが2.5億円を調達、医療と産業に革新をもたらす新技術への展望

ASEMtechが新技術への挑戦!



東京小金井市に本社を置くASEMtech株式会社は、2025年4月に行ったシリーズAラウンドで、3つの投資会社と共に総額2.5億円を調達しました。この資金は、非侵襲で組織学的な評価が可能な画像診断機器の開発を加速するために活用されます。

ASEM技術とは?



ASEMtechが開発した音響誘起電磁法(ASEM法)は、超音波を利用して微弱な電磁信号を検出・解析する技術です。従来の超音波検査では捉えられなかった、コラーゲンの配向性や蓄積といった質的な情報を非侵襲的に可視化することが可能です。この画期的な技術により、骨や靭帯の疾患、さらには慢性的な病気やがんの早期診断が期待されています。

産業応用の可能性



医療分野だけでなく、産業にも応用が見込まれます。鉄鋼やEVモーターにおける材料の劣化状態を非破壊で検出する技術として、ASEM法は新しい価値を提供します。これにより、多様な産業においても劣化の早期発見が可能になり、コスト削減や安全性向上に寄与することでしょう。

資金調達の背景



今回の資金調達に参加したのは、株式会社みらい創造インベストメンツ、BPキャピタル、レオ電子、クオンタムリープベンチャーズといった企業。これらの企業はASEMtechの技術に大きな期待を寄せ、医療機器としての薬事申請に向けたサポートを行います。特に、みらい創造インベストメンツは、これまでの実績を評価し、引き続きリード投資家としての役割を果たしています。

ASEMtechの未来戦略



ASEMtechの代表取締役、生嶋健司氏は、今回の資金調達を契機に臨床研究の推進と医療機器へのコンプライアンスの整備を進めると語っています。また、産業用非破壊検査装置も積極的に市場展開していく方針です。これにより、健康寿命を延ばしつつ、安心・安全な社会を実現するための研究開発が進められます。

プロジェクトの進捗



ASEMtechは、これまでの研究成果をベースに、非医療機器分野でも確実に販売実績を積み上げています。シードラウンド以来のチェレンジが実を結び、更なる成長が期待されています。投資家のサポートを受け、ASEM法の社会実装に向けて着実に前進する様子が伺えます。

まとめ



ASEMtechのASAM法を軸に、医療と産業の現場で新たな革命を期待する声が高まっています。今後の動向に注目しながら、さらなる進展を見守りたいところです。健康で安全な未来をつくる、ASEMtechの挑戦はまだ始まったばかりです。


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