エンジニアの新たな形
ITの世界では、異業種からの転職は時折話題にされますが、オーエムネットワーク株式会社はその成功例を見事に体現しています。この企業は、元整骨院スタッフを含む多様なバックグラウンドを持つ人々が、わずか6ヶ月でエンジニアとして活躍できるように育成するシステムを確立しています。この記事では、その卓越した育成法と、実際にそのプログラムを経て成長した社員の声に耳を傾けます。
1. 実践的なOJTで直接的なスキル習得
オーエムネットワークの育成プログラムは、教科書を最小限にし、実際のプロジェクトに参加する実践型OJTが中心です。入社後はすぐにプロジェクトに配属され、初めは簡単なテストケース作成やドキュメント整理からスタートし、徐々にコーディングや機能実装へと進むため、現場の流れを早く掴むことができます。このような環境は「習うより慣れろ」の理念にもマッチしています。
2. ダブルメンター制度で双方向の学び
オーエムネットワークが独自に採用している「ダブルメンター制度」は、個々の成長を促進する大きな要因となっています。新人には10年以上の経験を持つベテランエンジニアと、数年目の若手エンジニアがメンターとして配置され、異なる視点からの知見を得ることが可能です。これにより経験者からは深い理解を、若手からは最新技術を学ぶことができ、未経験者特有の「分からないことが分からない」状態を克服できます。
3. キャリアパスの個別最適化
オーエムネットワークでは、各社員のやりたいことや将来のビジョンを尊重したキャリアパスを提供しています。入社時には希望や興味をヒアリングし、定期的な1on1面談で進捗を確認する仕組みがあります。例えば、スマホアプリを作りたいという希望がある場合、まずはWeb開発で基礎を固め、次にiOS/Android開発へと繋げるカリキュラムが組まれます。これにより、未経験者でも確実に技術が習得できる道筋が整っています。
4. 知識を体系化する月例勉強会
さらに、オーエムネットワークでは月に一度、全社員参加の技術勉強会を開催しています。この場は、社員間での学びの場となり、様々な発表が行われます。初心者からベテランまで多彩な背景を持つ社員がテーマを自由に選び発表することで、知識の定着を図るだけでなく、個々の成長にも繋がっています。
入社2年目のプログラマーは、「最初は専門用語さえ理解できなかったが、参加を続けることで点だった知識が線になった」と語ります。これこそが実践的な学びの成果です。
5. 異業種出身者が開発現場で活躍
このような育成プログラムを経て、異業種出身者がエンジニアとして活躍しています。実際に、整体師から転職したKさんはユーザー視点の設計でプロジェクトを牽引しています。パーソナルトレーナーから来たOさんもシフト管理の改善に寄与しており、未経験者でも充実したキャリアを築ける環境が整っています。
6. 今後の展開
また、今後は教育機関との連携を強化し、長期インターンシップ制度も開設予定です。特に、プログラミング未経験でも「挑戦したい」という意欲がある学生を受け入れ、最高のエンジニアに育成する目標を掲げています。
オーエムネットワークは地方でもIT人材育成の実績をもっており、今後もますますその取り組みを進めていきます。未経験者が挑戦し、成長する姿勢をサポートすることで、IT業界の未来を切り拓いていく企業です。ぜひ、その一歩をこの企業で踏み出してみませんか?