MFLP・LOGIFRONT賞受賞
2025-10-15 15:08:26

街づくりと物流が融合したMFLP・LOGIFRONT東京板橋、2025年度グッドデザイン賞を受賞

街づくりと物流が融合したMFLP・LOGIFRONT東京板橋、2025年度グッドデザイン賞を受賞



東京都板橋区に位置する「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」が、2025年度のグッドデザイン賞を受賞しました。この施設は、空間デザインと地域社会のニーズを見事に融合させた都市型物流施設として評価されています。

施設の背景と目的



本施設は、日鉄興和不動産株式会社、三井不動産株式会社、日鉄エンジニアリング株式会社、そして東京都板橋区が共同で手がけたプロジェクトで、2024年9月に完成予定です。「街とつながる都市型物流施設」をコンセプトに、地域住民に寄り添った機能を重視した設計が特徴です。

特に水害に強い拠点の形成が求められる中、板橋区の都市計画において、日本初の「高台まちづくり」に基づく官民連携を実現したことも評価対象となっています。この取り組みにより、東京都内で最大規模の都市型物流施設が誕生します。

デザインのポイント



受賞の理由は、主に以下の3つのデザインポイントに集約されます:

1. 地域住民に寄り添った交流の場
本施設には、開放的な広場が3つあり(高台広場、わくわく広場、はなの広場)、地域住民が憩いの場として利用できるような環境が整えられています。また、河川沿いの遊歩道も整備され、新たな賑わいを生むことに貢献しています。

2. 防災機能の強化
板橋区と連携し、災害時の緊急避難所としての機能を持つ高台広場や施設内には、最大1000人の退避者を受け入れるスペースが設けられています。さらに、災害時の物流支援地点としての機能も強化され、地域の安全が確保されています。

3. 環境配慮
施設全体は環境負荷を軽減する取り組みもなされており、外構緑化や「ZEB」認証の取得を通じて、ヒートアイランド現象の抑制に寄与しています。太陽光発電設備を設置し、施設の電力需要の約85%を賄えるよう配慮されているほか、余剰電力は地域の学校へ供給される仕組みも整っています。

審査委員からのコメント



今回の受賞にあたり、審査委員は「地域住民にとっての防災拠点機能を備え、地域の安心を作り出すことに成功した」とのコメントを寄せています。このような取り組みは、今後の防災対策のモデルケースとして評価されています。

企業の今後の展望



この価値ある受賞を受けて、日鉄興和不動産は今後も『LOGIFRONT』というブランド名のもと、物流施設の開発を進めていく意向です。地域のニーズに応えつつ、先進的な視点からの施設開発に注力していくことで、物流の効率化のみならず、地域社会との共存を目指します。

施設概要



  • - 所在地: 東京都板橋区舟渡四丁目3番1号
  • - 敷地面積: 91,256㎡
  • - 建築面積: 44,318㎡
  • - 延床面積: 256,003㎡
  • - 緑地面積: 14,430㎡
  • - 広場面積: 6,240㎡
  • - 太陽光発電: 4,363 kW(パネル容量)
  • - 付帯施設: フットサルコート(ドローンフィールドを開放)

このように、MFLP・LOGIFRONT東京板橋は、地域の未来を見据えた新しい物流施設として、今後の展開に期待が寄せられています。


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