志布志港で「サイバーポート」導入がスタート、九州初の試みが始動

志布志港におけるサイバーポート導入の背景

国土交通省が推進するサイバーポートは、港湾関連の情報をデジタル化し、生産性の向上を目指すためのプラットフォームです。この度、九州では初めて志布志港での導入が決定しました。号令をかけたのは、志布志港に参加する複数の物流事業者たちで、彼らは「志布志港コンテナ物流DXプロジェクト推進会議」を設立し、今後の方針を検討することとなりました。

この動きは、様々な事業者間での情報共有の改善や手続きの効率化を図ることを目的としています。これまでの説明会や体験デモも通じて、企業間の関心が高まりました。

導入の目的と内容

サイバーポートの導入は、一社だけでなく、グループ全体での運用が見通されており、業務効率化や生産性の向上に寄与します。特に志布志港では、さまざまな業者が参加し、情報共有を改善することで、業務のスピードアップやエラーの軽減を図る狙いがあります。

会議では、港湾物流関係者から海貨業者、通関業者、ターミナル運営権を持つ企業、さらにはシステム関係者や行政の関係者も参加し、サイバーポート導入にあたっての重要な議論を交わしました。

今後の展望

志布志港での取り組みは、単なる導入にとどまらず、港湾全体としての持続可能性を意識した方向性が求められます。業務プロセスを整理し、サイバーポートによる情報の電子化を進めることで、業界としての強固なDX（デジタルトランスフォーメーション）の確立に寄与することが期待されます。

今後、志布志港における港湾物流DXのモデルが確立されれば、全国への水平展開も視野に入れられます。企業が一丸となり、サイバーポートの導入を通じて業務の効率化を図ることで、日本の港湾物流が新たな段階に入ることが期待されます。

サイバーポートの詳細と問い合わせ

サイバーポートの詳細や導入への関心を持たれる方は、下記のポータルサイトや利用申請ページをご参照ください。最新の情報を随時更新しており、業務に役立つ情報が掲載されています。アプローチの鍵となるこの取り組みに、ぜひご注目ください。

Cyber Port ポータルサイト
Cyber Port 利用申請ページ