TIB 2nd Anniversary WEEKのご紹介
東京都が主催する『TIB 2nd Anniversary WEEK』が、2023年11月25日から30日まで開催されます。このイベントは、スタートアップと行政が協働し、社会課題を解決するための重要な機会です。当日は、さまざまなセッションが予定されており、その中で河本尚彦代表取締役が登壇し、オープンイノベーションの実践事例について発表します。
TIB とは?
TIB(Tokyo Innovation Base)は、東京都が公共と民間が連携してイノベーションを促進するための拠点です。オープン以来2年目を迎え、その活動を振り返る意味でも、多彩なイベントが用意されています。特に、NOD(結節点)としての役割を担うTIBは、子供向けコンテンツやアート、エンターテインメントなど、さまざまな分野の施策を展開しています。このイベントは、スタートアップ、投資家、企業、大学、自治体、学生など、国内外のプレイヤーが一堂に会する特別な一週間となります。
Open Innovation Day セッション
7日間のイベントの中でも特に注目を浴びるのが、『TIB Open Innovation Day』です。この日は、大企業とスタートアップが協業し、互いの強みを活かしながら新たなビジネスチャンスを創出するためのピッチセッションが行われます。河本代表は、福祉局との協働プロジェクトで得られた成果を具体的に紹介し、「見える化ツール」を用いた情報共有や入所マッチングの効率化について語ります。
プロジェクトの背景
今回のプロジェクトは、東東京都福祉局の要請に基づいて始まりました。主なテーマは「児童相談所と施設等をつなぐ情報共有の新たな仕組みの構築」です。クラウドベースのサービス「CloudBalance」を活用することで、従来11あった業務プロセスを5つに削減することに成功しました。この取り組みは、行政の業務をよりスムーズにし、救急的に子供たちを支援するための非常に重要なものとして評価されています。
CloudBalanceとは?
CloudBalanceは、サイボウズのkintoneを基盤にしたクラウド案件管理サービスです。これにより、複数の組織間での情報共有がリアルタイムで実現可能となり、電話やFAXの無駄を排除しています。このサービスを通じて、行政現場での業務改善が期待されており、全国各地での展開も見込まれています。
河本代表のコメント
「今回の機会を通して、オープンイノベーションの重要性と柔軟な発想がもたらすビジネスの可能性を伝えられることを嬉しく思います。社会課題は一つの組織だけでは解決が難しいため、様々なバックグラウンドの企業や行政と連携し、新たな価値を生み出していきたいと思います。」
まとめ
TIB 2nd Anniversary WEEKでは、スタートアップと行政が協力し、イノベーションの可能性を引き出す場としての役割を果たします。ぜひこの機会に、さまざまなプレイヤーの取り組みを知り、交流を深める場に足を運んでみてはいかがでしょうか。