フクムラの挑戦
2025-03-07 10:13:35

地元に根ざした板金加工屋、フクムラの新たな挑戦と未来展望

地元に根ざした板金加工屋、フクムラの新たな挑戦と未来展望



今年63年を迎える『フクムラ』は、精密板金加工を手がける足立区の町工場です。この春、同社は新体制を発表し、特に注目を集めているのは、新たに入社した女性社員が2人いることで、これにより従業員の性別比も変化しました。過去1社依存のビジネスモデルからの脱却を図り、多様な取引先を持つ現在の取引先は約90社に達しています。これには、経営者である福村京介社長の挑戦が大きく寄与しています。

技術革新の流れ


フクムラは、金型プレス加工から精密板金加工へと事業を転換しました。もともと高度成長期に創業し、金型を使った部品製造を得意としたフクムラが、なぜ精密板金加工を選んだのか、その背景には業界の変化があります。2代目社長の勝市氏は、プレス板金だけでは商売が厳しくなることを察知し、少量多品種生産のニーズに対応する新たな板金加工を導入しました。

3代目社長である京介社長は、前職での経験や様々な環境を経て、再びフクムラに戻り、事業の進化を描いています。現在は鉄、アルミ、ステンレスなどの材料を用いた精密板金とNC板金で成り立っています。特に、NC板金により複雑な形状を高精度で製造できる点が強みになっています。

「足立ブランド」とは


『フクムラ』が足立ブランドに参加していることは、同社にとっても大きなメリットです。足立ブランドとは、足立区内の優れた製品や技術を認定し、地域のイメージアップを図る事業です。京介社長は、ブランドに認定されることで技術やサービスの信頼性が高まり、新たな取引先との関係構築にもつながっていると語ります。

過去に1社依存状況だったフクムラは、足立ブランドの支援も受けながら、現在では多様な顧客からの支持を得るようになりました。特に、特注の板金部品や高性能な音響機器ケースなどの製造を手掛け、注目を集めています。この変化は、相互に協力し合う異業種交流から生まれたものでもあります。

京介社長の挑戦


京介社長は、自身の経営方針を広げ、製品の質を高めるための努力を続けています。顧客のイメージを金属で形にすることが彼の哲学であり、実際に設計図なしでの注文も受け入れる柔軟な姿勢は新たな挑戦です。これは業界において独自の存在感を持つことを意味しており、一般消費者向けのユニークな製品も開発しています。

また、京介社長は自身が経験した別会社での経験を活かし、営業方針も改革しました。かつては受動的な営業スタイルでしたが、現在は積極的に市場を開拓し、高い品質と顧客満足を追求しています。

今後の展望


新体制により社会における役割を広げつつある『フクムラ』。特に女性社員の増加は、社内の雰囲気を一新し、多様性のある組織作りにも寄与しています。京介社長は、今後も設計だけでなく、デザイナーや資材メーカーとの連携を強化し、より幅広い展開を目指しています。

また、設備投資を行い、最新の加工機器を導入することで、生産性の向上にも取り組んでいます。このような背景から、今後のフクムラは地域を超えて存在感を大いに発揮する企業としての成長が期待されています。

是非、フクムラの今後の進展にご注目ください。また、足立ブランド認定企業紹介冊子を希望する方は、上記のリンクから申し込みが可能です。地域密着の『フクムラ』、彼らの新たな物語に期待が高まります。


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