8月4日、パルシステム連合会は栃木県那須塩原市にあるカゴメ株式会社の工場を利用者とともに訪れ、旬のトマトジュース「旬を味わう国産トマトジュース(食塩無添加)」の製造工程を確認しました。この工場見学の目的は、製品やその原料を理解し、利用者と産地との繋がりを深めることです。
見学には、パルシステムの利用者や役職員が参加し、トマトの圃場や製造ラインを視察しました。特に、加工用トマトはリコピンを豊富に含んだ特徴的な品種で、収穫体験を通じて生産者への感謝の気持ちを感じる参加者が多くいました。収穫したトマトは、実際にジュースに加工される過程を見学し、品質管理や効率化の取り組みを学びました。
参加者は工場内で、カゴメの歴史や製造方法を知る動画を見た後、約90分間にわたり、実際の生産ラインを見学。トマトがじっくりジュースとして加工され、最終的に容器に詰められるまでの一連の流れを詳しく確認しました。見学後には、濃縮還元の「カゴメトマトジュース」と新商品の「旬を味わう国産トマトジュース」の飲み比べも行われ、参加者からはそれぞれの特徴に関する感想が寄せられました。
新商品については、「酸味が感じられ、トマト本来の味が楽しめる」「さっぱりとした味わいで、夏にぴったり」といった声があり、8月25日からの注文受付開始に向け、期待と興奮が高まっています。
パルシステムは、今後も国産原料の積極的な採用を進め、消費者に向けた商品の改良や新商品の開発を通じて、国内の生産者を支援し、国内自給率の向上に貢献することを目指しています。2025年には国際協同組合年として、さらなる協力と地域貢献の重要性が求められています。パルシステムの取り組みは、地域の農家との繋がりを深めるだけでなく、持続可能な社会の構築に向けた第一歩でもあるのです。これは利用する私たち一人ひとりにとっても、安心して食卓に並ぶ商品への期待を抱かせる取り組みと言えるでしょう。