生協の力で広がる有機農業の未来を探るフォーラム
地域の生活協同組合が果たす役割の一つとして、有機農業の推進が近年注目されています。2025年3月12日(水)に開催される「有機野菜技術フォーラムinつくば」では、パルシステム連合会が登壇し、消費者と生産者を結びつけるその取り組みを報告します。このフォーラムは、持続可能な農業の発展を目指す重要なイベントとなっています。
フォーラム概要
- - 日時: 2025年3月12日(水)13時~17時
- - 会場: つくば国際会議場中ホール(茨城県つくば市竹園2-20-3)
- - 定員: 200人
- - 参加費: 無料
- - 申込期限: 3月7日(金)まで
参加希望者は、どうぞ事前に申し込みを忘れずに。フォーラムでは、パルシステムが取り組む有機農業の現状や、具体的な成功事例について詳しく紹介されます。これにより、参加者は有機農業の可能性を一層実感できることでしょう。
有機農業の実績と取り組み
パルシステム連合会が手がける有機農業は、国内における有機JAS認証取得面積が、2023年時点で2,595haに達するなど、着実に拡大しています。この面積は、国内の全体の約13.7%にあたります。これは消費者と生産者の密接な連携の賜物であり、双方のニーズを反映した取り組みとも言えるでしょう。
さらに、農研機構とともに実践している有機農業の技術開発やマニュアル化は、生産者が直面する課題を解決する役割を果たしています。雑草や病害虫の対策に向けた具体的な技術の開発は、農業の効率化と品質向上に寄与しています。これらの取り組みが有機栽培の普及を押し進め、地域全体の農業生産の底上げにもつながっています。
共有と継続の重要性
フォーラムでは、パルシステムの産直提携先からの実践事例が報告され、他の地域との情報共有が図られます。このような連携を通じて、さらなる有機JAS認証取得農地の拡大と消費の促進が期待されています。
今年、2025年は「国際協同組合年」としても位置づけられ、世界中の協同組合がその意義を再確認する年となります。パルシステムもその一環として、持続可能な農業の推進に寄与し続ける姿勢を示しています。
有機農業の推進は、未来の食卓をより良くするための大きな一歩です。地域のつながりを強化し、共に成長していくことが求められています。今回のフォーラムは、そのための第一歩となるでしょう。ぜひ、多くの方々の参加をお待ちしております。