時間とデバイスの新常識
2025-06-05 12:08:52

時間に対する意識の変化とスマートデバイスの影響を探る

時間に対する意識の変化



2023年6月に発表された株式会社oneの調査によると、現代の人々の「時間」に対する認識や行動に興味深い傾向が見られました。

この調査では、20代から50代までの男女800人を対象に、時間の使い方や時計の利用についてさまざまな質問が行われました。そして、得られた結果は、時間に対する考え方がいかに変化しているのかを浮き彫りにしています。

スマートフォンが主流の時計代替品に



調査結果によると、時間を確認する際に最も多く利用されているのは「スマートフォン」で、実に64.9%の人がスマホを使用しているとのこと。これに対して、伝統的な壁掛け時計や腕時計はそれぞれ42.1%と31.6%であり、スマートウォッチはさらに少なく19.4%でした。特に興味深いのは、年代別に見ると20代女性の76%がスマホを時間確認の手段として利用している一方、50代男性でも54%がスマホを使用しているという点です。

このように、スマートフォンは時計代わりとして広く用いられており、現代社会における時間の把握の仕方が変わってきていることがわかります。

遅刻に対する許容範囲



次に、待ち合わせにおける遅刻に関する意識調査では、約61.9%の人が「15分未満の遅刻までは許容できる」と回答。この結果、全体の89.3%が「30分以内は待てる」と考えていることが浮き彫りになりました。特に50代女性では、71%が「ややうるさい」と答えており、時間に対する意識が強いことが浮かび上がります。

スキマ時間のデジタル消費



また、スキマ時間の使い方については、「動画視聴」や「SNS」を利用するという回答が多く、特に50.4%が動画を選んでいることが示されました。これまでの「スキマ時間」とは異なり、現代ではデジタルコンテンツの消費が主流になっていることが明らかになりました。特に、20代~30代の女性たちはSNSを通じてトレンドを追いかける一方で、50代の方々はニュースサイトやネット記事を読む傾向が強いようです。

腕時計と幸福度の関係



一方で、腕時計に対するスタンスについても調査が行われ、「時計を持たない派」が44.9%を占める一方、「スマートウォッチ派」の人々は相対的に幸福度が高いという結果が得られました。具体的には、「とても幸福」と感じるスマートウォッチの使用者は22.8%に上り、全体平均の12.3%を上回ることが示されました。これには、スマートウォッチが単なる時間確認の道具ではなく、健康管理や通知管理など日常生活を向上させる役割を果たすことが影響していると考えられます。

自分のための時間確保とタイパ意識



さらに、平日に自分のために使える時間として最も多かったのは「2~3時間」という結果が得られました。このように、平日は働き方の変化もあり、自分の時間を確保することがますます難しくなっていることが伺えます。しかし、休日になると43.1%の人が「5時間以上」を確保できると回答し、週末にリフレッシュする傾向が分かっています。

また、タイパ(タイムパフォーマンス)という概念に対する意識も52.7%に達し、これを重視する価値観がもはや特定の世代に限らず、広範に浸透していることが示されました。

まとめ



今後も「時間」をテーマにした調査は重要性を増していくでしょう。現代人はスマートフォンやデジタルコンテンツを通じて、時間の使い方や価値観を見つめ直す必要があると感じました。日々の生活の中で、時間を賢く使うためのヒントとして、これらのデータを活用してみてはいかがでしょうか。


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