日本美術の祭典
2025-11-07 12:32:39

2025年の日本美術の祭典「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.24の全貌

美術品入札会 廻 -MEGURU- Vol.24 開催のお知らせ



2025年11月22日から30日までの間、東京都の加島美術にて「美術品入札会 廻 -MEGURU-」の第24回目が開催されます。このイベントは、近世・近代日本画を主軸に、多彩なジャンルの美術作品が出品されるオークションとして、2019年の設立以来、多くの美術愛好家から支持を受けています。

600点以上の名作が集結



今回の入札会には、伊藤若冲や横山大観、菱田春草、狩野芳崖といった日本美術史の巨匠たちの作品606点が並びます。特に注目すべきは、鈴木其一による江戸琳派の作品や、横山大観の花籠図、菱田春草の秋草図、そして狩野芳崖の旭日図など、時代を超えた美術の珠玉を楽しむことができます。

特集作家に焦点を当てる



入札会では、堂々たる虎を描くことに定評のある大橋翠石や、最近回顧展を行った田中一村、詩情にあふれた抽象画を展開した津高和一、さらに白隠慧鶴の禅画が特集で取り上げられます。それぞれの作家が持つ独自の視点や技法、精神を感じることができる貴重な機会です。

大橋翠石の虎



大橋翠石は、1900年のパリ万国博覧会で金牌を受賞した日本画の頂点とも言われる作家です。彼の描く虎は、鋭い眼差しとしなやかな肢体で生命力を表現し、観る者を魅了します。今回の入札会に出品される彼の作品群は、動物画や風景画など多彩で、特に虎の絵は必見です。

田中一村の温もり



田中一村は千葉に移り住んだ後、農作業をしながら絵画に生きる道を選びました。彼の作品が持つ温もりと身近な風景への視点は、特に「千葉寺 四季」に顕著に表れており、一村の独特な眼差しを感じることができます。

津高和一の抽象画



戦後日本の抽象画を牽引した津高和一は、その作品で内から湧き上がる感情を描いています。彼の大作は、静かな情感を持ちながらも見る者の心に深く響き、作品と対峙する時間が贅沢なひとときとなります。

白隠慧鶴の禅画



白隠慧鶴は江戸時代に活躍した禅僧であり、彼の描く禅画は大らかさと独特の存在感に満ちています。彼の作品群は、禅の教えを画を通して表現しており、静かにその魅力を堪能できます。

入札会のポイント


1. 近くで鑑賞、ガラスケースなし


作品はガラスケースに入れずに展示されるため、その美しさやコンディションを直接感じ取ることができます。

2. 営業時間の延長


11月28日(金)と29日(土)は20時まで営業し、仕事帰りや週末のお出かけの後にもゆったりと作品を鑑賞することが可能です。

オリジナルカタログの配布


全出品作品を掲載したオリジナルカタログが無料で提供されます。興味のある方は、事前に申し込みが可能です。

競り上がり式のWeb限定オークション


併せて、Web限定のオークションも開催される予定で、興味のある方はぜひ参加を検討ください。

開催情報


  • - 下見会: 2025年11月22日(土)〜11月30日(日)※入場無料
  • - 営業時間: 10:00〜18:00(11月28日・29日は20:00まで)
  • - 出品作品: 606点
  • - 入札締切日: 2025年11月30日(日)18時
  • - 開札日: 2025年12月2日(火)15時
  • - 会場: 加島美術(東京都中央区京橋3-3-2)

この貴重な機会をお見逃しなく、ぜひお越しください。


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