吉祥寺のシェア型書店で謎を解く！新作ビブリオミステリの魅力

この秋、東京・吉祥寺にあるシェア型書店〈本の庭〉を舞台に繰り広げられる温かいミステリー『待ち合わせは〈本の庭〉で吉祥寺・シェア型書店の小さな謎』が、2025年10月20日に発売されます。この作品は小説家藤野ふじのによって描かれ、イラストを手がけるのはにーなです。

シェア型書店とは？

シェア型書店とは、一般の書店とは異なるスタイルで、本を多様に扱う店舗です。ここ〈本の庭〉では、自分の好きな本を持ち寄り、棚主として本を並べることができます。そのため、訪れる人には毎回新しい発見が待っているのです。個性的な棚主たちが選んだ本によって、多様性に富んだ選書が実現されています。

謎が生まれる舞台

この小説には、さまざまな「謎」が登場します。老婦人が青春の思い出の本を探し続ける中で、新たな謎が見つかる。また、同じZINEを買い続ける客と棚主との暗闘、さらには、書き込みがたくさんある「読み跡本」に込められたそれぞれの物語。このような小さな日常の「謎」を棚主たちが優しく解き明かす様子が描かれているのです。

このストーリーは「本」と「人」が織りなすコミュニケーションの一環として、読者を心に残る感動へと導いていきます。登場人物たちの思い出や遭遇が、どのように結びつくのかを楽しむことができるであろうことは言うまでもありません。

特典情報も要チェック

また、同作品の発売とともに、電子書籍の配信も始まります。さらに、協力書店にて藤野ふじのによる書き下ろしSSペーパーのプレゼントも予定されています。お気に入りの本を手に入れた際に、特典もついてくるという嬉しいサプライズです。

特典情報や詳細は公式サイトにて確認してみてください（ここをクリック）。

読者の期待と感想

一足先にゲラを読んだレビュアーたちは、この作品がもたらす新たな発見と感動について語っています。カフェを併設している〈本の庭〉で実際に本を眺めながら、その場の雰囲気を味わうことができ、心地よい空間が広がっていると好評です。

また、印象に残る棚主たちの手書きPOPや彼らが愛した本の存在によって、訪れる人々にその書店の魅力が伝わるのです。書店には、新しい「好き」に出会うチャンスが満載。読者はただ本を探すのではなく、感情や思い出とともに本に触れることになるでしょう。